お金のこと、難しいですよね。老後の不安からますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。
皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、定期預金に200万円預けたときの利息についてです。


■Q:定期預金に200万円預けたら利息はいくら?
「定期預金に200万円を預けたいと思っております。金利は1年で0.2%のところです。1年後に、いくら受け取れますでしょうか?」(Sさん・40歳)


■A:税引き前の利息は4000円、税引き後は3187円です
定期預金に200万円を預けたときの利息について解説します。定期預金を預けて受け取れる利息からは、20.315%の税金(所得税と所得税の額の2.1%相当額(復興特別所得税として令和19年12月31日まで))が引かれますので注意が必要です。


200万円を金利0.2%で1年間預けた場合に実際に受け取れる金利を計算してみると以下のようになります。

税引き前受取利息=200万円×0.2%(0.002)=4000円
税引き後受取利息=4000円-(4000円×20.315%(0.20315))=3187.4円≒3187円

利息から、税金が引かれた受取額は3187円ということになります。

定期預金を途中で解約してしまうと、普通預金の金利となってしまいますので、満期までは使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。200万円の定期預金とするのであれば、100万円の定期預金を2本に分けてみるのもいいでしょう。

もし満期までにお金が必要になった場合は、1本だけ解約することもできますよ。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。
相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。