2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■25歳・年収100万円アルバイト男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は埼玉県に住む25歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、父、母、弟

▼金融資産年収:100万円
金融資産:現預金300万円、リスク資産38万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:36万円
・日本株:2万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2024年から
・iFreeNEXT インド株インデックス/NISA:2024年から(現在は保有のみ)
・iFreeNEXT FANG+インデックス/NISA:2024年から

2024年から新NISAで積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

積立額について、S&P500は「月100円からスタートし現在は1万円」、iFreeNEXT インド株インデックスは「月1000円でスタートし、現在は保有のみ」、iFreeNEXT FANG+インデックスは「現在は月5000円」とあり、適宜調整しながら積み立ててきたとのこと。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績については、S&P500がスポット購入もしているようですが「元本31万円→運用益込34万円」、iFreeNEXT インド株インデックスは「元本3万円→運用益込3万481円」、iFreeNEXT FANG+インデックスは「元本2万円→運用益込2万4000円」と、利益が出ている様子です。

「主な投資先が米国株なので、トランプの大統領就任や関税に伴う増減は大きくありました。去年の冬頃にトランプさんの就任のニュースで初めての下落を体験しました。関税の問題でも同じように下落しましたが、時間が経つにつれてプラスに転じていきました」と投稿者。

「はじめは月100円の少額からやって本当に意味があるのか疑っていました。ですが、元本が増えるにつれ運用利益もおのずと増えていき、今ではやってよかったと思います」とあります。


■25歳アルバイト男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
積立投資を始めてよかった点として、「経済の動向を確認するようになりました。特に米国株を保有しているので、トランプさんの動きやニュースを見るようになりました」とコメント。

くわえて、「自分は博打や一獲千金のようなすぐ結果が欲しい性格なので、詐欺にあったことも何度かあります。ですので、淡々と積み立てをしている今が一番いいのかな」と実感していると言います。

これから積立投資を始めるべきか悩んでいる人には、「少額でもいいので試しにやってみることが大事だと思います。自分も最初は怖かったですが、やってみてギャンブルとは違うと分かりました」とアドバイス。

新NISAのプランについても、「なくなってもいいという考えで、増えたらうれしいって思いながらやっています。できたらNISA枠を満額使えたら最高だと思います。第二の貯金箱みたいな感じです」と語られていました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
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