金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。


現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住76歳女性のケースをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:76歳女性
同居家族構成:本人、長女(54歳)
住居形態:賃貸
居住地:広島県
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:300万円
現在の預貯金:0円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:国民年金、厚生年金ともに不明

■現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円(繰り上げ受給)
老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):4万5000円
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

■「ギリギリの生活です」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「ギリギリの生活だから」と語っています。

ひと月の支出は約「11万円」。年金額とほぼ同額ですが、年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。

■「子どもからの仕送りで賄っている」
年金で足りない支出がある場合については「(別居の)子どもからの仕送り」で賄っているそう。

現在の金融資産はゼロと記述があり、また仕事をしていないため年金以外の収入はないとのこと。

そのため年金生活は節約が欠かせないといい、「スーパーでは見切り品を買う」とあります。

■「貯金しておけばよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「貯金しておけばよかった」とコメント。

老後の暮らしの中で、「楽しみはありません」とため息をつく投稿者。今後の生活については「物価は上がるばかりでどうすればいいか悩みます」と語られていました。


※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
編集部おすすめ