■東海ろうきんの3年定期預金は年2%
東海労働金庫(東海ろうきん)は、愛知県、岐阜県、三重県を営業エリアとする金融機関です。労働組合などに加入している人だけでなく、一定の条件を満たす一般勤労者も利用できます。


同金庫では、2026年10月5日から11月30日まで「はじめて&おかえり定期預金キャンペーン」を実施しています。一般の個人向けキャンペーン定期預金の金利は、3年ものが年2%、5年ものが年2.3%です。

預入金額は1口100万円以上で、他の金融機関からの振り込みや現金など、新たに入金した資金が対象です。申し込みは店頭に限られます。

仮に500万円を3年間預けた場合、半年複利による税引前の利息は約30万7600円、税引後では約24万5100円となります。

なお、年金受給者向けの「鶴亀」では、3年ものに年2.1%、5年ものに年2.4%の金利が設定されていますが、利用には別途条件があります。

■ゆうちょ銀行の3年定期貯金と比較すると?
ゆうちょ銀行の3年ものの定期貯金金利は、2026年10月20日時点で年0.8%です。同じ500万円を3年間預けた場合、半年複利による税引前の利息は約12万1200円、税引後では約9万6600円となります。

一方、東海ろうきんのキャンペーン定期預金では、税引前で約30万7600円、税引後では約24万5100円です。

両者の利息差は、税引前で約18万6400円、税引後では約14万8500円となります。同じ3年間でも、適用金利によって受取利息に大きな差が生じます。

なお、ゆうちょ銀行は定期性貯金の金利引き上げも予定しています。
今回の比較は2026年10月20日時点の公表金利に基づいています。
ゆうちょの3年定期に500万円で利息約12万円!東海ろうきんの金利・年2%なら約30万円
東海ろうきんとゆうちょ銀行の3年定期預金比較 ※図版は筆者作成


■地域条件と新たな資金の預け入れに注意
東海ろうきんは、労働組合に加入していない人でも利用できます。一般勤労者の場合、愛知県、岐阜県、三重県に居住または勤務していることが条件で、自営業者は対象外です。今回のキャンペーンでは、こうした東海ろうきんの利用資格に加え、1口100万円以上の新たな資金を店頭で預け入れる必要があります。

キャンペーンでは預入日からさかのぼって2カ月以内に新たに入金した資金が必要です。すでに東海ろうきんに預けている資金を振り替えても対象になりません。

満期前に解約した場合は、所定の中途解約金利が適用されます。また、自動継続後はその時点の店頭表示金利が適用されるため、年2%が続くわけではありません。

定期預金は預金保険制度の対象で、同一金融機関の一般預金などと合算して元本1000万円までとその利息が保護されます。

キャンペーンの募集総額は200億円で、期間内でも終了する場合があります。地域や資金の条件を満たし、3年間使う予定のないお金がある場合には、検討したい商品です。

※金利は2026年10月20日時点の公表情報。
利息は半年複利、税率20.315%を前提とした概算です。実際の受取額は利息計算や税額の端数処理などにより異なります。

文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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