西武の平良海馬投手(26)のメジャー挑戦へ向けたポスティングシステムが容認されたことが30日、明らかになった。埼玉・所沢市の球団施設内で取材に応じた広池浩司球団本部長(53)が明かした。
平良は「長い間、メジャーでプレーしたいという思いを持っていたので、ようやくそこに一歩踏み出せたと感じています。ドラフトで指名していただき、9年間プレーする中で、スタッフの皆さんやチームメイトと、本当に楽しく、素晴らしい時間を過ごすことができました。忘れることのない、大切な思い出です」と球団を通してコメントした。
取材に応じた広池本部長は「平良投手は、これまでチームの要望に応じてさまざまな役割を担い、タイトルを獲得するほどの結果を残してくれました。今度は私たちが彼の要望に応える番ではないかと思い、その気持ちを伝えました。今年は先発として終盤まで出力が落ちず、ピンチではさらにギアを上げる。クローザーが初回から最後まで投げているようで、もう一段階レベルが上がったと感じました。探究心と向上心が強く、取り組んだことを形にできる能力の高さも、彼のすごさだと思います。
私の中では、間違いなくNPBナンバーワンの投手です。まだ今後のことが決まったわけではありませんが、MLBの打者にどのような投球をするのか、本当に楽しみです。けがなく、彼らしい投球を長く続けてほしいと願っています」と説明した。
19年のオフから「目指している場所」とメジャーへの思いを口にし続けてきた平良。海外FA権の取得は最速で28年シーズンとあって、昨オフの契約更改では「早く行けたら行きたいですが、しっかりライオンズに貢献して、ポスティングにOKが出るように結果を出したい」と語っていた。
その意気込み通りの結果を今季は出した。24年以来2年ぶりに先発に復帰した今季は、開幕前に左ふくらはぎを痛めて、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場を辞退。アクシデントにも見舞われたが、すべて先発で23試合に先発し、12勝5敗、防御率1・36という圧倒的な成績を残し、最優秀防御率のタイトルを手にして、最多勝までもあと1勝だった。
平良は、沖縄・八重山商工から2017年ドラフト4位で西武に入団。2年目の19年に1軍デビューすると、20年には54登板で33ホールド、防御率1・87と存在感を示した。21年には東京五輪の日本代表に選出され、22年には34ホールドで最優秀中継ぎ。23年には先発に転向して11勝を挙げ、24年はシーズン途中からリリーフに再転向し、25年は31セーブで最多セーブに輝いた。今季は再び先発でチームの先発ローテの中心となって、リーグ2位に貢献した。
シーズン終了後には「世界最高の選手がそろってますし、そういうところでプレーしたい。待遇とかも全く違うと思うので、そういう面も含めて行きたい。
米球界ではすでに今オフのFAの選手ランキングでは20位前後という高い評価を受けており、3年3000万ドル(約47億円)規模の大型契約を予想する声もある。先発、リリーフともに経験があることから、人気が集まることは間違いなさそうだ。
ポスティングシステムは、11月1日から12月15日に正式に申請が可能で、交渉期間は申請受理から45日間。だが、今季は12月1日にMLBの労使協定が失効し、ロックアウトとなる可能性が高いとされる。ロックアウトとなった場合には球団との交渉や契約は不可能となるため、平良は11月中に早期決着する可能性も高そうだ。
日本人選手ではすでに阪神・佐藤輝明内野手(27)がポスティングシステムでメジャー挑戦することが決まっている。
◆平良 海馬(たいら・かいま) 1999年11月15日、沖縄県生まれ。26歳。
◆ポスティングシステム NPBの選手が海外FA権取得前にMLBに移籍する制度。所属する日本球団が容認した場合、NPBが球団からの申請を受理してMLBに伝え、メジャー全30球団に通知された翌日から交渉が可能。










![Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Bs8QS7x7L._SL500_.jpg)
![熱闘甲子園2024 ~第106回大会 48試合完全収録~ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/31qkTQrSuML._SL500_.jpg)