500円弱とプチプラなのにどんな料理もおいしく、おしゃれに仕上がると大ヒット中のニトリのスキレット・通称「ニトスキ」。少しの工夫で、なんと一度に3品同時に調理することができるんです!

調理してそのままテーブルに運ぶだけで皿に盛るよりもグッとおしゃれで可愛くきまります。
洗い物が減るのもうれしいですね。

今回は、ニトスキを使ったビギナーでも挑戦しやすいハンバーグを主役にしたレシピをご紹介します。

同時調理のキーアイテムは「マドレーヌ型」 メインのハンバーグを焼きながら、付け合わせの野菜ソテー、フレッシュトマトとバジルのソース、目玉焼きをスキレット一つで同時に調理します。

ハンバーグとそのほかの具材は火が通る時間に差があるので、時間差で調理するのがポイント。ハンバーグの片面を焼いている間に付け合わせの野菜を両面焼いて、火が通ったら先に取り出し、ハンバーグを裏返すタイミングで目玉焼きとソースを一緒に作ります。

しかしハンバーグを焼きながら目玉焼きを同時に焼こうとすると、白身が広がってしまい見栄えが悪くなります。ソースも同時に作るとなると、白身とソースが混ざりあってしまい、味がまとまらないという事態に……。

【時短レシピ】ニトリのスキレット「ニトスキ」で、3品同時に調理!


Photo by Otonaka Sara

そこで同時調理で役に立つのが、100円ショップで手に入る使い捨ての「アルミ素材のマドレーヌ型」。今回使用したのは、ダイソーの「マドレーヌ型 Mサイズ(直径約6cm)」です。

卵はマドレーヌ型に入れて焼き、ソースはスキレットで焼けば混ざらなくなるという仕組み。ソースは肉汁と絡んで卵は理想の半熟の固さに仕上がり、とても美味しくできますよ!

さっそく作ってみましょう!

【時短レシピ】ニトリのスキレット「ニトスキ」で、3品同時に調理!


Photo by Otonaka Sara

「フレッシュトマトとバジルソースのハンバーグ」と「ズッキーニとパプリカのソテー」と「目玉焼き」のレシピをご紹介しましょう!

トマトの酸味とバジルの香りが効いたソースは、肉汁たっぷりのハンバーグと相性抜群。目玉焼きはそのまま食べてもいいですし、ハンバーグに絡めて食べてもおいしいですよ。



ズッキーニとパプリカのソテーは箸休めに。お好みで粒マスタード小さじ1/2ほど加えると、きりっとした辛味がアクセントになり、お酒にも相性抜群。

ハンバーグのタネは2食分まとめて作ります。成形してからラップで包んで保存袋に入れ、密閉して冷凍庫に入れれば2週間は保存可能。食べる際は、調理する1~2時間前に冷蔵庫に入れて解凍してから調理しましょう。

【ハンバーグ 材料】(2食分)

牛豚合いびき肉・・・200g

玉ねぎ・・・1/4個

マヨネーズ・・・小さじ1

食パン(8枚切り)・・・1/2枚

牛乳・・・大さじ3

卵・・・1玉(Sサイズ)

塩・・・ひとつまみ

白胡椒・・・少々

小麦粉・・・少々

【目玉焼き 材料】(1食分)

卵・・・1玉

マドレーヌ型(直径約6㎝)・・・1枚

【フレッシュトマトとバジルソース 材料】(1食分)

ミニトマト・・・3個

スイートバジルの葉・・・4枚

A 赤ワイン・・・大さじ3

A 中濃ソース・・・小さじ1弱

A パルメザンチーズ・・・小さじ1弱

【ズッキーニとパプリカのソテー 材料】(1食分)

ズッキーニ・・・1/3本

パプリカ・・・1/8個

マヨネーズ・・・小さじ1

塩・・・少々

黒胡椒・・・少々

【作り方】

1. 下準備をします。合いびき肉は15~30分くらい冷凍庫に入れて冷やします。その間に玉ねぎはみじん切り、パプリカは一口サイズ、ズッキーニは1cmの厚さ、ミニトマトは横半分、バジルは粗みじん切りに、食パンは粗めにそれぞれカット。

Aは混ぜ合わせておきます。

【時短レシピ】ニトリのスキレット「ニトスキ」で、3品同時に調理!


Photo by Otonaka Sara

通常つなぎに「パン粉」を入れますが、余りやすいしハンバーグを作るためだけに買うのは億劫ですよね。

そこで役に立つのが「食パン」! 写真のように粗めに切ればパン粉の代わりになるし、余っても主食として食べられるから便利ですよ。

2.玉ねぎを耐熱容器に入れてマヨネーズと和え、ラップをふわっとかけて電子レンジ(600W)で1分半加熱し、食パンは容器に入れて牛乳をかけて浸し、ともに冷蔵庫に入れて冷やします。



バターは高いので、マヨネーズを代用してコクをプラス! さらに炒めずに電子レンジで加熱することで、簡単かつ時短にもなりますよ。

3.冷凍庫から合いびき肉を取り出し、ボウルに入れて塩・白胡椒を加えて素早くスプーンなどでよくこねます。その後、卵を加えて全体がなじむまでさらにこねます。

4.2を冷蔵庫から取り出し、食パンは牛乳をしっかり絞り、玉ねぎと一緒に3に加えて、手で糸が引くくらい粘り気が出るまでさらによくこねます。

両手でキャッチボールをするようにしながら空気をよく抜き、中央を親指で1cmくらい凹ませて俵型に成形。両面に小麦粉を薄くまぶします。

肉の脂はジューシーなハンバーグのカギですが、こねる際に手の温度で脂がとけてしまうとパサついたりボソボソしてしまうので、合いびき肉はよく冷やしておくのがポイント。さらに最初はスプーンを使って混ぜ、全体がなじんだところで仕上げに手でこねることで、よりとけにくくなります。

加熱した玉ねぎもしっかり熱を取ってから加え、粘り気が出るまで手早くこねることで、肉汁がたっぷりあふれ出すジューシーなハンバーグができますよ。時間に余裕があるなら、こねてから冷蔵庫で30分ほど冷やすと焼く際に形が崩れにくく、よりジューシーに仕上がります。

【時短レシピ】ニトリのスキレット「ニトスキ」で、3品同時に調理!


Photo by Otonaka Sara

5. ズッキーニとパプリカにマヨネーズ、塩、黒胡椒を和えます。

6.スキレットに薄く油をひき、4、5を入れてから中火にかけ、3~4分焼きます。



4は凹ませた面を下にして入れて。5は火が通りやすいので、両面焼いて火が通ったら取り出します。

加熱してから焼き始めると、表面が一気に焼けて焦げついているのに中まで火が通っていないという失敗の原因に。そんな失敗を防ぐために、火にかけるのはハンバーグのタネをスキレットに入れてからにしましょう。

【時短レシピ】ニトリのスキレット「ニトスキ」で、3品同時に調理!


Photo by Otonaka Sara

7.肉を裏返したら、マドレーヌ型を置いて卵を割り入れます。ミニトマトは切り口を下にして入れ、つぶしながらさっと炒めてAを加え、蓋をして弱火で1分ほど焼きます。

8.蓋を開けて火を止めます。ミニトマトにバジルを加えて絡めながら余熱でさっと炒めたら、ハンバーグにかけます。空いたスペースにズッキーニとパプリカを戻したら完成!

見た目もおしゃれで時短にもなるスキレットを活用してはいかがでしょう。

(レシピ制作・トップ画像/Otonaka Sara)

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