小顔に見せるメイクや美白ケア、アンチエイジング対策に必死になるのにちょっぴり疲れた女子の皆さん。キレイになるための努力は女性として必要ですが、もっと肩の力を抜いて、ありのままの素顔を受け入れられるようになれればステキだと思いませんか?
年齢を重ねてシワのできた顔を「美」とするフランスでは、コンプレックスさえも「チャーミング」に変えてしまうお国柄。
ファンデーションは使わない!

日本人の私たちからすると、思わずコンシーラーで隠してしまいたくなるようなソバカスやシワを、逆に隠さず堂々と美の一部にしてしまうのがフレンチガール流。日焼け止めは塗るけれど、素肌の色を変えてしまうファンデーションを使わない女子が大多数。
「ありのままの自分を変えてしまうようなメイクやケアでは、本当のキレイにはなれない」というのがフレンチガールのお約束なんです。持って生まれた素肌を最大限に活かすのが粋なのだそう。
「こうあるべき!こうするべき!」というルールに縛られないフレンチガールは、ジムやエクササイズも「気が向いたときに」というスタンス。自由なスピリッツの下、無理せず自分磨きを楽しんでいるのが伝わってきます。
スキンケアは保湿さえできればOK

日本よりも乾燥がひどいフランスでは、保湿ケアに力を入れる女子が多いのが特徴です。逆に言えば、スキンケアは保湿さえしていればOKという、シンプル派がたくさん。
日本では化粧水に美容液と、さまざまな基礎コスメを重ねづけすることが当たり前になっていますよね。でも、コスメに含まれる防腐剤や香料が肌に刺激を与え、肌本来の持つバリア機能を破壊してしまっていることがあるのだそう。
フランスでは、洗顔後は化粧水や美容液を飛ばして、そのまま乳液へ。
フレンチガールは砂糖を摂らない

パリを拠点に活躍するメイクアップアーティストのバイオレットによれば、「フレンチガールは可能な限りオーガニックの食材を増やし、砂糖を摂らないようにしている」とのこと。砂糖を摂りすぎると、体内のビタミンやミネラルが不足し、肌荒れにつながってしまうことは有名です。
フレンチガールは、インナーケアこそが、真の美肌を作り上げる要素であることを熟知しているんですね。
メイクはとことんワンポイント主義

ナチュラルな素肌を素材として、そのまま活かしたオシャレが大得意なフレンチガールにとって、コテコテ塗りたくったメイクは絶対NG! マスカラならマスカラ、チークならチークと、どこか一か所だけ華やかに強調させるワンポイントメイクがお決まりです。
中でも、洗いっぱなしの髪と素肌に真っ赤なリップを塗っただけのスタイルは、少女らしさとセクシーさが同時に表現されていて、キュートの一言。
自然体でいることを愛し、お手入れは少なければ少ないほどイイ! がモットーのフレンチガール。アンチエイジングに美白にと、あれこれ試すのもアリだけれど、たまにはフレンチガール的なゆるりとした発想を取り入れてみるのもいいかもしれません。
【参考文献】『The French Girl Beauty Rules: Makeup Artist Violette Shares Her 8 Essential Secrets』