美容やダイエット効果も期待できるお茶。食後にお茶を飲むと、ほっとしますよね。


さて、お茶を淹れたあとの茶殻(出がらし)を、みなさんはどうしていますか?

ゴミとして捨てているかもしれませんが、実は出がらしにはさまざまな効果があるのです!

入浴しながらできるお肌のケアから、キッチン周りや玄関先での活用法まで、茶殻の効果的な利用方法を見ていきましょう。

使うお茶は、緑茶です。日本茶に限らず、台湾や中国のものでもOK!

美肌になれる!? 入浴時のお茶ケア法

美肌を作る「ビタミンC」、お肌の老化を防ぐ「ビタミンE」や「カテキン」、リラックス効果のある「テアニン」など、緑茶には体に優しい成分がギュッと詰まっています。

茶殻をガーゼや布巾に包み、入浴の際に持ち込みます。

顔やお肌をなでるように布巾でマッサージすると、血行がよくなり、お肌すべすべに! 美白効果も期待できます。

また、茶殻は入浴剤代わりにしても、同様の効果が見込めるのだとか。

茶殻入浴を習慣にすると、効果が感じやすいかもしれませんね!

お料理に使えば、おいしく健康に!

台湾を訪れた際に、茶藝館の先生から「台湾では茶殻を煮込み料理に使うのよ」と教わりました。

魚や肉の煮込み料理に緑茶の茶がらを使うと、爽やかな風味がプラスされ、肉や魚の臭みがやわらぐそうです。

抗酸化作用のある「ビタミンE」は、脂溶性ですから、緑茶を淹れる際には抽出できません。

茶殻を食べることで、ビタミンEやその他の成分を効率よく吸収できるというわけです!

茶殻を日に当てて乾燥させたものに、塩と白ゴマを加えて「ふりかけ」にすると食べやすいですよ。

パリパリした食感と、お茶のほろ苦い味がグッド!

クッキーに焼き込むのもよさそうですね。

「油汚れ」にも緑茶の出がらしが使える!

ハンバーグなどお肉を焼いた後のフライパンは、油でギトギト。
スポンジが汚れてしまうのが難点です。

そこで、茶殻をキッチンタオルで包んだものを使って、まずは油を拭き取ってしまいましょう。

茶葉が油を吸収してくれるため、その後の洗い物がしやすくなります!

一手間でナチュラルな脱臭剤に!

茶殻を日に当てて乾燥させてから、通気性のよい布やにくるむと、さまざまなシーンで「脱臭剤」として使用できます。

冷蔵庫、靴の中、トイレ……と、さまざまなシーンで大活躍!

飲んだ後もいいこと尽くめのお茶。

時間に余裕があるときに、ぜひ試してみてくださいね。
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