上坂すみれさんが2021年10月30日・31日の2日間にわたって千葉・舞浜アンフィシアターで開催した単独ライブ『上坂すみれのPROPAGANDA CITY 2021』のLIVE Blu-rayが登場! 
2度の中止を乗り越えて2年半ぶりに開催されたライブについて、見どころなどをたっぷり伺いました。

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──『上坂すみれのPROPAGANDA CITY 2021』を改めて振り返って、上坂さんにとってどんなライブでしたか?

上坂 このライブは、本来なら2020年3月からスタートするツアーとして予定されていたものでした。
でもコロナ禍ということで、次第に情勢が厳しくなっていく中、「安心して皆さんに来ていただけるようになるまで待ちましょう」という話になりまして……2度の公演中止を経て、昨年の10月にようや有観客で実現したライブになります。
私としても、前回のライブから2年半の間に出したシングル曲から2020年1月に発売したアルバム『NEO PROPAGANDA』の曲までを、ようやく皆さんの前で初お披露目することができたことはすごく嬉しくて。やっとアルバムが完成したんだな、という達成感もありました。

──ライブは前半から、2年半のブランクを感じさせない勢いで始まります。

上坂 現物を見た時に私自身ビックリしてしまったほどコテコテのかわいい衣装で、冒頭から登場しています(笑)。でも映像で観てみたら意外と違和感がなくて、不思議な統一感があるのは面白いなと思いました。

1曲目の『EASY LOVE』はちょっとロックな曲調なんですけど、かわいい歌詞とかわいい衣装が意外にマッチしていたりして。アイドルソング系や歌謡曲っぽい楽曲を集めた ”かわいいゾーン” といいますか、「みんなちょっとずつギアを上げていきましょう、久しぶりに」みたいな前半ブロックとなっています。

──幕間映像の週末劇場『ドラゴン菫』では、鈴木愛奈さん、徳井青空さんと共演されています。

上坂 実は当初私一人での幕間映像を制作してあったのですが、撮影から2年以上も経ってしまったので、今回のライブに合わせて作り直すことになったんです。その際に、せっかく新たに作るならゲストさんを呼びたいということになりまして、昨年特にお世話になった方の中から、まず『イジらないで、長瀞さん』でご一緒させていただいた、あいにゃさん(鈴木愛奈さん)にお願いしました。あいにゃさんが制服姿なのは、「出てくれるんだったら制服がいいな」と私がリクエストした結果です(笑)。


そらまるさん(徳井青空さん)は、『声優と夜あそび』という番組で初めて共演させていただいたのですが、とても素敵な感性をお持ちの方だなあと思っていたんです。「きっと何を話しても面白いに違いない」と期待して来ていただいたのですが、思い描いていたとおり彼女の豊かな感性が感じられる映像に仕上がりました。
お二人それぞれの良いところと、私の楽しそうな雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです。

──ライブ中盤は、アルバム収録曲やタイアップソングを中心に展開します。

上坂 このブロックでは、ちょっとアーティスティックな曲というか、アーティストさんに提供していただいた曲を揃えてみました。楽曲を楽しむパート、という感じでしょうか。
1日目と2日目の昼・夜、計3公演毎に日替わりで3パターンの衣裳を作っていただいたんですが、どれもとてもかわいかったので、ぜひメイキング映像でチェックしてみてほしいですね。

──そして、後半は怒涛の新曲ラッシュ!

上坂 当初から最後のブロックでは激しめの曲を歌いたいと考えていたのですが、『NEO PROPAGANDA』にライブ向きの曲が多かったこともあって、初お披露目の曲が目白押しになりました。
ここの衣装は、アルバムのリード曲『ネオ東京唱歌』をモチーフに「戦う学生さん」のイメージで作ってもらいました。ダンサーさんにもお揃いのカラーリングの衣装を着ていただいたんですが、それぞれ衣装のディテールがちょっとずつ違ったりしているので、そこもチェックしてもらえると面白いんじゃないかなと思います。

──アンコールのキョンシー風衣装もキュートでしたね。

上坂 アンコールの衣装も3公演でそれぞれ変えています。
2日目がハロウィン当日だったので、お昼はミイラ風、夜はキョンシー風の衣装にしていただきました。
最新シングルの『生活こんきゅーダメディネロ』も皆さんの前で初披露させていただいたのですが、すごく盛り上がってくれてとても嬉しかったです。そして、ラストはライブ定番曲の『げんし、女子は、たいようだった。』で楽しく締め。最初から最後まで私自身も大満足といった感じのライブになりました。

──映像特典の見どころも教えてください。


上坂 ライブの前のバンドリハやスタジオリハの映像から衣装のフィッティングの様子、さらにはライブ直前に「いくぞ!」みたいに気合いを入れているシーンなど、ライブが始まるまでの1ヵ月弱ぐらいの舞台裏を追いかけた映像になっています。

──『ドラゴン菫』のディレクターズカット版も収録されているそうですが、こちらの見どころをお聞かせください。

上坂 そもそもライブで流す幕間映像が10分って長いと思うんですよ。けっこうガッツリ撮影していただいていて、私が次の衣装に着替え終わってもまだ5分ぐらい流れていて驚きました(笑)。このBlu-rayではさらに長く、トークで私とあいにゃさんの掛け合いを楽しめるようになっています。
さらにメイキング映像では普通に雑談しているところも入っていて、観ていただけたら「こんな風に楽しく撮影していたんだ」と感じていただけるんじゃないかな。


──初回特典として32ページに及ぶ別冊ブックレットも付きますね。

上坂 今回、初めてライブの写真をまとめたフォトブックを作らせてもらいました。映像で観るのとはまた違った印象の、ライブの瞬間を切り取った写真が散りばめられていますので、こちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。

──4月からは新たなライブツアー『SUMIRE UESAKA LIVE TOUR 2022 超・革命伝説』が予定されています。意気込みをお聞かせください。

上坂 東京を含め、4都市を回るツアーが3年ぶりくらいに開催されることになりました。東京以外での開催がずっと難しい状況だったので、私としても純粋に楽しみですし、セットリストをちょっとずつ変えていったり、また面白い幕間映像なんかも作ったりできたらいいなと思っています。
『PROPAGANDA CITY 2021』は新曲揃いのセットリストでしたので、ライブツアーでは今までに出したいろんな曲から、盛り上がる曲やマイナーな曲、隠れた名曲などを発掘しつつ「ライブの楽しさってこういう感じだったよね」と思い出しながら、みんなで復活を遂げていく……そんなライブにしたいと思っています。

──最後に、Blu-rayを楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

上坂 コロナ禍でライブやイベントから足が遠のいた人も多いと思います。でも、そんな皆さんに「また行きたいな」と思っていただける、そしてこれまで参加されたことのない方にも「楽しそう!」と感じてもらえるポイントがたくさんあるLIVE Blu-rayになりました。いろんな人にオススメできる1枚になっていますので、ご覧になってもらえたら嬉しいです。