オープニング主題歌を担当するのは、ジャパンカルチャーを牽引する、新解釈アイドル「原因は自分にある。」(通称:ゲンジブ)。大倉空人、小泉光咲、桜木雅哉、長野凌大、武藤潤、杢代和人、吉澤要人ら7人によるダンスボーカルグループだ。超特急、M!LKらも所属するアーティスト集団・EBiDAN(エビダン)のメンバーでもあり、8月にリリースされた「Yes! 東京」では初週ミリオンも達成。同月には東京・国立代々木競技場 第一体育館にて5万人を動員した大型ライブイベント「EBiDAN THE LIVE 2026 15th Anniversary」にも出演し、話題沸騰中のアイドルである。
今回、TVアニメ放送および主題歌「逃光行」のリリースを記念し、小泉光咲さんと吉澤要人さんにインタビューを実施。主題歌が決まったときの気持ちや、レコーディングの裏話、『彼方から』にまつわる“異世界”の話もうかがった。
◆ゲンジブらしさと物語の世界が融合した一曲
――『彼方から』のオープニング主題歌のお話を聞いたときの率直な感想と、新曲「逃光行」の第一印象を教えてください。
小泉:まずはこの世代を超えて愛される作品に主題歌という形で携わらせていただき嬉しく思います。新曲「逃光行」は僕ららしさとノスタルジックさを感じさせるサウンド感がうまく合わさり、この作品にとても合う曲だなと感じました。
吉澤:『彼方から』という作品のオープニング主題歌を担当させていただけることに、とても喜びを感じました。作品の一部として、少しでも物語を彩れるように全力で届けたいという気持ちです。
「逃光行」は、爽やかさがありながらも、芯のある力強い歌詞がすごくかっこいいなと感じました。
――お気に入りの歌詞や、歌割りで「ここは自分が歌えて嬉しかった」というパートはありますか?
小泉:「君と繋ぐエピファニー カオスの狭間を駆け抜けて」のパートです。ここの歌詞はまさに『彼方から』の2人の物語を感じる部分だと思いますし、サビの最初というこの曲を印象づける部分を歌えたのは嬉しかったです。
吉澤:2Aのパートです。メロディがすごくクセになるので、歌っていて楽しいです。歌詞から心情の変化が感じられるところもすごく好きで、その変化を自分の声で表現できるのが嬉しかったです。
――レコーディングで意識したことや、ディレクションで印象に残っていることはありますか?
小泉:一番最後のパートも担当しており、その部分の語尾を最初は伸ばして歌っていたのですが、「置く感じに歌うのを意識して」とアドバイスをいただいて、最後のパートとしては珍しい締めくくりだったんじゃないかなと思います。
でも置いて歌うことによって歌い終わりのピアノサウンドがすぐに響き渡るので、タイミング的にもサウンドの雰囲気的にもすごく合うなとも思いました。
吉澤:優しい声で歌いつつも、弱くなりすぎないことを意識しました。楽曲が持っている柔らかさと、その奥にある力強さの両方を声に乗せられるようにこだわりました。
◆ゲンジブメンバーが異世界に行ったら…?
――『彼方から』はシリーズ累計400万部突破、優秀なSF作品に贈られる星雲賞も受賞した少女マンガの名作です。本作への感想も教えてください。
小泉:お互いの言語がわからない中で進む物語が、僕が見たことがある作品の中では初めてで新鮮味もあり面白く、気持ちや表現だけで感じ取っていくのが素晴らしいなと思いました。
吉澤:タイアップが決まったことをきっかけに読ませていただいたのですが、とにかくイザークがかっこよすぎます。自分の運命を背負いながら、典子への想いに葛藤する姿がすごく印象に残りました。強さだけではなく、その中にある優しさや不器用さも含めて、憧れる存在です。
――気になるキャラクターはいますか? その理由や、「このキャラクターのここが好き」と思う部分があれば教えてください。
小泉:イザークです。彼は19歳にして肝の据わり方が素晴らしいなと感じました。どんな状況でも冷静に判断している姿を見て、19歳の頃の僕と比べ物にならないと感じました。
吉澤:やっぱりイザークです。強くてかっこいいのはもちろんなんですが、自分の中に抱えているものがありながらも、典子と出会ったことで少しずつ変わっていく姿が好きです。感情を全部言葉にするタイプではないからこそ、行動から優しさが伝わってくるところにも惹かれます。
――主人公・典子は、言葉も文字も違う異世界で、一つひとつ言葉を覚えながら生きていきます。
小泉:セルフタイトルである「原因は自分にある。」の歌詞に、「咲いたら枯れるさ ならば土の中 酸っぱい葡萄の種として眠ろう」というのがあるのですが、最初に歌詞だけ見たときは葡萄の漢字の読み方すらわからなかったです。このグループを組んでから漢字の勉強にもつながっています。
吉澤:「邂逅」という言葉です。「思いがけなく出会う」という意味の言葉ですが、漢字だけを見ると少し難しくてかたい印象があるのに、意味を知ると素敵な瞬間を表している言葉なんだなと思ったのが印象的でした。
――作品の物語の舞台は異世界。ゲンジブの楽曲も独特の世界観を持つものが多いですが、歌っていて別の世界に入り込むような感覚になる曲はありますか?
小泉:「Operation Ego」は曲を聞いただけでわかる世界観の強さで、素の自分を見せる時間が少ないと思います。
吉澤:特定の一曲というより、ライブで曲をパフォーマンスしているときは、完全に別の世界にいるような感覚になります。その日、その瞬間にしか存在しない世界の中に自分たちがいるような感覚です。ライブだからこそ生まれる空気も含めて、毎回違う世界に入り込んでいるように感じます。
――主人公の典子は、「天上鬼を目覚めさせる存在」として異世界に現れます。そこで、メンバーでいつも「目覚め」が早いのは? 朝の支度や遠征先でのエピソードがあれば教えてください。
小泉:大倉空人です。
吉澤:武藤潤は、朝イチから元気度が違います(笑)。目覚めてからエンジンがかかるまでのスピードが桁違いで、朝からすでに完成している感じがします。いつもすごいなと思っています。
――7人の中で「異世界に飛ばされても一番たくましく生き抜きそうなメンバー」は誰ですか? 理由も教えてください。(逆に「一番早く帰りたい」と言い出しそうなメンバーも思いつけば教えてください)
小泉:武藤潤です。マンガの主人公のようなセリフ口調で喋る瞬間があって、異世界でも生き抜くことができる強さを持っていそうだと感じさせます。
吉澤:僕です。意外とどこでも生きていける自負があります。ただ、一番早く「帰りたい」と言い出すのも多分僕だと思います(笑)。毎日「早く帰りたい」と言いながら、それでもなんだかんだ順応して、最後までしっかり生き延びていそうな気がします。
◆アニメファンにおすすめしたい“ゲンジブ楽曲”!
――「逃光行」をきっかけにゲンジブを知ったアニメファンに聞いてほしい、おすすめの楽曲はありますか?
小泉:「Silence」という楽曲です。
吉澤:ぜひ「Operation Ego」を聴いていただきたいです。アイドルというイメージをいい意味で忘れさせるくらい、強烈な一曲になっています。「逃光行」とはまた違った僕たちの一面や、原因は自分にある。ならではの世界観を感じてもらえる曲だと思うので、ぜひ聴いてほしいです。
――お2人は好きなマンガ・アニメはありますか?
小泉:『BE BLUES!~青になれ~』。サッカーを始めたての頃に親に買ってもらった本で、初めて最後まで単行本で読み切ったマンガだからです。
吉澤:今は『黄泉のツガイ』にハマっています。アニメは普段から頻繁に見るタイプではないのですが、一度ハマると止まらなくなって、気付いたら朝まで見てしまうこともあります(笑)。
◆小泉さん&吉澤さんから手書きメッセージ !
――最後に、『彼方から』は連載開始から35周年と長く読み継がれてきた作品です。原因は自分にある。さんも長く観測者(ファン)の皆さんに愛されていくグループだと思います。
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