9月9日は「男色の日」。
陰陽では男性は陽に分類され、陽の数字である奇数の極「9」が重なった日であることが由来の一つとされています。
男性同士の恋愛を描いた作品はBL(boys love)と呼ばれ、多くのファンを持つジャンルです。アニメでもBLの人気は高く、これまでさまざまなタイトルが放送・公開・配信されてきました。
そこでアニメ!アニメ!では毎年恒例の「いちばん好きなBLアニメは?」と題した読者アンケートを実施しました。8月25日から9月1日までのアンケート期間中に115人から回答を得ました。
男女比は男性約10パーセント、女性約90パーセントで、女性が大多数。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代と30代がそれぞれ約15パーセントと若年層が中心でした。
■劇場版も公開されたタイトルがトップ3を独占
第1位
1位は『佐々木と宮野』。支持率は約23パーセントで、昨年の2位からランクアップしました。
本作は「ジーンピクシブ」にて連載中のマンガが原作。BLが好きな高校生・宮野由美とちょっと不良の先輩・佐々木秀鳴がBLマンガの貸し借りを通じて仲を深めていく物語です。
「同性とか異性とか関係なく、ただ好きだからという気持ちで惹かれ合う二人を見るのが幸せ」や「佐々木に対して恋心を自覚したときの表情がとても可愛らしく描かれていて、思わずキュンとしてしまうほどでした」、「ほのぼのとした日常系アニメを観る感覚で楽しめるから」と青春ストーリーに引きこまれたというファンが多数。
2022年のTVアニメに続き、今年は『映画 佐々木と宮野─卒業編─』が公開。
第2位
2位は『抱かれたい男1位に脅されています。』。支持率は約15パーセントで、昨年のトップから一つ順位を下げました。
こちらは「MAGAZINE BE×BOY」にて連載中。芸歴20年のベテラン俳優の西條高人が、新人の東谷准太に抱かれたい男ランキング1位の座を奪われてしまうことから物語が進展していきます。
2018年にTVアニメ、2021年に映画が公開された本作には、「BL好きに刺さる展開が多いだけでなく、俳優としての苦労や恋愛のすれ違いなど切ないシーンも楽しめるから」や「チュン太の前だとツンデレな高人さんが可愛すぎる。だけど本業のお芝居ではビシッと決めるところが、やっぱり元天才子役なだけあります」といった声が。芸能界を舞台にした物語であることも人気の理由です。
第3位
3位は『世界一初恋』。支持率は約10パーセントで、昨年の4位からトップ3に入りました。
本作は現在「エメラルド」にて連載中。出版社を舞台に複数の登場人物たちの恋愛模様を描いており、2011年のアニメ化以降、テレビ、OVA、映画とさまざまなメディアで映像化されてきました。
読者からは「王道なのにキュンキュンが止まらないストーリーはもちろん、社会人の私にとってはお仕事アニメとしても勇気がもらえました」や「付き合うのか、付き合わないのか、今後はどうなってしまうのか。そんな過程のドキドキ感も好きです」、「編集者、マンガ家、営業マンなど関係性は違うけれど、みんな一途で、それぞれの組みの良さがきちんと出ているのが素敵」といったコメントが寄せられました。刊行15周年を迎えた人気シリーズがトップ3に入っています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『純情ロマンチカ』には「二人の人間がどうやって恋に落ちて、それを愛に育んでいくのかという過程が美しく表現されている作品です。私も『愛って素晴らしい!』と思えるようになりました」。
『ギヴン』には「この作品で初めてBLに出会いました。第9話『冬のはなし』の真冬の歌声と回想シーンにやられてボロボロに大泣きしたのも良い思い出です」。
『SUPER LOVERS』には「原作者のあべ美幸の繊細な絵がアニメで綺麗に再現されていて、声優さん一人ひとりもキャラクターにあった声だったから」。
『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』には「原作大ファンなのですが、若頭の矢代と用心棒の百目鬼を映画館で見られて大感激。声優陣の演技もH ZETTRIOの劇伴もOmoinotakeの主題歌もすべてが作品世界を表現していました。
2023年版では今年映画が公開されたタイトルがトップに。またマンガ原作が多くを占めているのも特徴となっています。
■ランキングトップ5
[いちばん好きなBLアニメは? 2023年版]
1位 『佐々木と宮野』
2位 『抱かれたい男1位に脅されています。』
3位 『世界一初恋』
4位 『ギヴン』
5位 『純情ロマンチカ』
(回答期間:2023年8月25日~9月1日)
■ランキングトップ10
[いちばん好きなBLアニメは? 2023年版]
1位 『佐々木と宮野』
2位 『抱かれたい男1位に脅されています。』
3位 『世界一初恋』
4位 『ギヴン』
5位 『純情ロマンチカ』
6位 『SUPER LOVERS』
7位 『魔道祖師』
8位 『イエスかノーか半分か』
8位 『学園ヘヴン BOY'S LOVE HYPER!』
8位 『恋する暴君』
8位 『同級生』
(回答期間:2023年8月25日~9月1日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
陰陽では男性は陽に分類され、陽の数字である奇数の極「9」が重なった日であることが由来の一つとされています。
男性同士の恋愛を描いた作品はBL(boys love)と呼ばれ、多くのファンを持つジャンルです。アニメでもBLの人気は高く、これまでさまざまなタイトルが放送・公開・配信されてきました。
そこでアニメ!アニメ!では毎年恒例の「いちばん好きなBLアニメは?」と題した読者アンケートを実施しました。8月25日から9月1日までのアンケート期間中に115人から回答を得ました。
男女比は男性約10パーセント、女性約90パーセントで、女性が大多数。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代と30代がそれぞれ約15パーセントと若年層が中心でした。
■劇場版も公開されたタイトルがトップ3を独占
第1位
1位は『佐々木と宮野』。支持率は約23パーセントで、昨年の2位からランクアップしました。
本作は「ジーンピクシブ」にて連載中のマンガが原作。BLが好きな高校生・宮野由美とちょっと不良の先輩・佐々木秀鳴がBLマンガの貸し借りを通じて仲を深めていく物語です。
「同性とか異性とか関係なく、ただ好きだからという気持ちで惹かれ合う二人を見るのが幸せ」や「佐々木に対して恋心を自覚したときの表情がとても可愛らしく描かれていて、思わずキュンとしてしまうほどでした」、「ほのぼのとした日常系アニメを観る感覚で楽しめるから」と青春ストーリーに引きこまれたというファンが多数。
2022年のTVアニメに続き、今年は『映画 佐々木と宮野─卒業編─』が公開。
メインだけでなく、短編『平野と鍵浦』で描かれた二人に注目している読者もいました。
第2位
2位は『抱かれたい男1位に脅されています。』。支持率は約15パーセントで、昨年のトップから一つ順位を下げました。
こちらは「MAGAZINE BE×BOY」にて連載中。芸歴20年のベテラン俳優の西條高人が、新人の東谷准太に抱かれたい男ランキング1位の座を奪われてしまうことから物語が進展していきます。
2018年にTVアニメ、2021年に映画が公開された本作には、「BL好きに刺さる展開が多いだけでなく、俳優としての苦労や恋愛のすれ違いなど切ないシーンも楽しめるから」や「チュン太の前だとツンデレな高人さんが可愛すぎる。だけど本業のお芝居ではビシッと決めるところが、やっぱり元天才子役なだけあります」といった声が。芸能界を舞台にした物語であることも人気の理由です。
第3位
3位は『世界一初恋』。支持率は約10パーセントで、昨年の4位からトップ3に入りました。
本作は現在「エメラルド」にて連載中。出版社を舞台に複数の登場人物たちの恋愛模様を描いており、2011年のアニメ化以降、テレビ、OVA、映画とさまざまなメディアで映像化されてきました。
読者からは「王道なのにキュンキュンが止まらないストーリーはもちろん、社会人の私にとってはお仕事アニメとしても勇気がもらえました」や「付き合うのか、付き合わないのか、今後はどうなってしまうのか。そんな過程のドキドキ感も好きです」、「編集者、マンガ家、営業マンなど関係性は違うけれど、みんな一途で、それぞれの組みの良さがきちんと出ているのが素敵」といったコメントが寄せられました。刊行15周年を迎えた人気シリーズがトップ3に入っています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『純情ロマンチカ』には「二人の人間がどうやって恋に落ちて、それを愛に育んでいくのかという過程が美しく表現されている作品です。私も『愛って素晴らしい!』と思えるようになりました」。
『ギヴン』には「この作品で初めてBLに出会いました。第9話『冬のはなし』の真冬の歌声と回想シーンにやられてボロボロに大泣きしたのも良い思い出です」。
『SUPER LOVERS』には「原作者のあべ美幸の繊細な絵がアニメで綺麗に再現されていて、声優さん一人ひとりもキャラクターにあった声だったから」。
『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』には「原作大ファンなのですが、若頭の矢代と用心棒の百目鬼を映画館で見られて大感激。声優陣の演技もH ZETTRIOの劇伴もOmoinotakeの主題歌もすべてが作品世界を表現していました。
映画の続きもいつまでも待っています!」と続編の制作が発表されているタイトルにも投票がありました。
2023年版では今年映画が公開されたタイトルがトップに。またマンガ原作が多くを占めているのも特徴となっています。
■ランキングトップ5
[いちばん好きなBLアニメは? 2023年版]
1位 『佐々木と宮野』
2位 『抱かれたい男1位に脅されています。』
3位 『世界一初恋』
4位 『ギヴン』
5位 『純情ロマンチカ』
(回答期間:2023年8月25日~9月1日)
■ランキングトップ10
[いちばん好きなBLアニメは? 2023年版]
1位 『佐々木と宮野』
2位 『抱かれたい男1位に脅されています。』
3位 『世界一初恋』
4位 『ギヴン』
5位 『純情ロマンチカ』
6位 『SUPER LOVERS』
7位 『魔道祖師』
8位 『イエスかノーか半分か』
8位 『学園ヘヴン BOY'S LOVE HYPER!』
8位 『恋する暴君』
8位 『同級生』
(回答期間:2023年8月25日~9月1日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
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