『弱虫ペダル』とは、2008年より「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載されている大人気自転車ロードレース漫画。
ママチャリで激坂を登り秋葉原へ通うオタク高校生・小野田坂道が、とあるきっかけで自転車競技部に入部し、初めてできた仲間たちと共に切磋琢磨するなかで、ロードバイクの楽しさと自身の可能性を見出し成長していく姿を描いています。
この度アニメ!アニメ!では、展覧会の開催に先駆けた報道関係者向けの内覧会に潜入。内部の様子をレポートします。
@editoranimeanime 15年の“軌跡”を原画で振り返る 「~連載15周年突破記念~超!弱虫ペダル展」に潜入! 巨大御堂筋くんや泉田くんの胸筋を触れる展示まで!? 展示会は4月21日まで、ぜひ行ってみてください池袋・サンシャインシティ 展示ホールA 10時~18時(最終入場17時) #弱虫ペダル #弱ペダ #展示会 オリジナル楽曲 - アニメメディア編集部の日常
■『弱虫ペダル』15年の歴史を原画で振り返る
会場内に入ると、今回の展覧会のために原作者・渡辺航先生が書き下ろしたキャラクターたちのパネルがお出迎えしてくれます。
そしてその隣には、坂道が学校や秋葉原に通うために使っていたママチャリが。まだ何の展示も見ていないのに、「すべてはここから始まったんだよなぁ……」と何故かジーンと来てしまいました。
そして、スタートアーチをくぐって展示エリアへ。まるで劇中のレースを思い出すように、さっそく胸が熱くなります。
会場内では、物語の始まりから坂道が3年生になった現在までの歩みを、原画やキャラクターの紹介パネルと共に時系列で追うかたちに。原稿数は、なんと200点以上とのこと!
渡辺先生書き下ろしのキャラクターたちのパネルが飾ってあるエリアの中央には、三角形の柱が。それぞれにモニターがついており、1つは坂道、もう1つは今泉俊輔、もう1つは鳴子章吉の紹介VTRが流れていました。
■見て、触って、覗いて遊べるジオラマやフォトスポットも
会場諸所には、作中の名シーンの舞台を模したジオラマや、作品の世界観に没頭できる写真スポットが。
ジオラマは、お好きなアクリルスタンドを飾って楽しむことができます。
それにしても、ジオラマで見ても総北高校までの劇坂の斜面がすごすぎる……! よく坂道は「ヒーメヒメ♪」なんて歌いながらママチャリで登れたものだ……。
さらに写真スポットには、御堂筋翔の昆虫の羽や、真波山岳の天使の羽、インターハイの表彰台が。ロードバイクのハンドルも置いてあるので、それを持って劇中シーンを再現することができます。
総北高校と箱根学園の部室も展示。ロッカー内部を覗くこともでき、渡辺先生がチェックしたという各キャラクターらしい持ち物にも注目です♪
展覧会なので見て回るだけかと思いきや、触って遊べるスポットも。なんと、泉田塔一郎の胸筋を触ることができるのです!
触ってみると……あっ、ほどよい柔らかさ……。
しかも、右の胸筋を触ると「アンディ!」、左の胸筋を触ると「フランク!」と泉田くんがしゃべってくれるという演出付き。
そして、クラウドファンディング達成率530%超の1600万円を記録した「巨大御堂筋くん」は見ごたえ抜群! 作中と同様に、箱学(ハエ)と総北(ベンジョバエ)として御堂筋に追いかけられる恐怖を体験できる“映え(バエ)スポット”になっています。マスコミは撮影が禁止となっていたので、ぜひ展示会に足を運んで、実際に見てその迫力を確認してほしいです!
その他にも、幼い頃の御堂筋くんの等身大フィギュアや、渡辺先生の貴重な私物、キャラクターの乗っていたロードバイクなどが飾られており、見どころ満載となっていました。
■渡辺航先生「自分の描いてきた“道”を振り返ることができました」
内覧会後の渡辺先生の囲み取材では、「原稿を編集部に渡ししたら、もう実物を見ることはなくて。
展示物については「スタッフさんの遊び心がきいていて、アトラクションのような部分もあって、コーナーを曲がる度に新しい景色が見えて、ロードレースそのものだなという気持ちになりました。『弱虫ペダル』の世界観を楽しめる展覧会になったと思います」と太鼓判を押していました。
「超!弱虫ペダル展」は、3月29日から4月21日まで開催。会場入口では音声ガイドを販売しており、展覧会内10以上のエリアで坂道と巻島裕介の完全新録の会話を聞くことができるので、展覧会をより楽しみたい方はそちらもぜひ体験してみてくださいね。
■開催概要
~連載15周年突破記念~超!弱虫ペダル展
会 期:2024年3月29日(金)~2024年4月21日(日)
開催時間:10時~18時 ※最終入場は17時
会 場:池袋・サンシャインシティ 展示ホールA (東京都豊島区東池袋3-1-3 ワールドインポートマートビル4F)
(C)渡辺航(秋田書店)2008