アニメ・マンガに目がないアニメ!アニメ!編集部がまだアニメ化されてないけどおすすめしたいマンガをご紹介するコラム<おすすめマンガ手帖>。
今回はジャンプSQにて連載中のネオショコ先生の『ファントムバスターズ(ファンバス)』をピックアップ。
■舞台は鎌倉! 本格的なホラー要素も
高校1年生の是岸遊人(これきし ゆうじん/コレシキ)は幽霊の存在を信じない霊感0の優等生。しかし、幽霊を喰らって除霊をするという同じ鎌倉柳桜高校の破天荒男子・宍喰野虎落(ししくの もがり/モガリ)との出会いをきっかけに、彼の高校生活は思いもよらない方向へ動き出します。男子高校生が繰り広げる悪霊退散青春コメディですが、“和風ホラー”の空気感も見逃せません。鎌倉の歴史ある街並みや寺社が、不気味な幽霊との戦場として登場することで、リアリティな緊張感を生み出しています。
個人的には山育ちのモガリが、鎌倉の海や小町通の食べ歩きスポットでテンションが上がっている描写が好きです。出てくる幽霊も落ち武者やお姫様など過去の歴史に絡んだ幽霊ばかりで毎話ごとにわくわくします。次はどんな幽霊が出てくるんだろう~?
■サクサク読める青春×除霊バトル
『ファンバス』は、ストーリーのテンポがとにかく心地いい! 1話ごとにそれぞれきっちり見せ場が用意されています。「喰べる」という単純明快なバトル演出はスピード感抜群。ホラー要素を扱いながらも、青春マンガとしての爽快感がしっかり楽しめるのが大きな魅力です。コレシキだけ霊感がなく、モガリたちが戦っているときも霊が見えてないという状況がほかの作品にはないシュールさを醸し出しています。
アクション(戦闘)シーンは長すぎずちょうどいい尺で事件が解決するところも『ファンバス』の魅力。筆者は戦いのシーンが長すぎる物語が少し苦手なのですが、とにかく物語のテンポがいい+ネオショコ先生が描く表情や構図が読みやすいので、文字通りサクサク読めてしまいます。
■幽霊退治を彩る個性派キャラクター
本作最大の魅力は、なんといっても登場キャラクターたちの個性。4人は「ファントムバスターズ」を結成して除霊活動に励んでいきます。
是岸遊人(コレシキ):幽霊を信じないリアリスト。幼少から秀才と周りにもてはやされていた常識人ポジション。唯一普通の子どもとして接してくれた祖母を敬愛しているが、彼女の「死んだら幽霊になって会いに来る」という約束が果たされなかったことから、幽霊は断固信じないことにしている。
宍喰野虎落(モガリ):幽霊を“喰らう”という前代未聞のスタイルで除霊する破天荒キャラ。代々霊媒家業の家系で、秋田県の山で修行するか、鎌倉中の霊を除霊し力をつけるかの2択から、青春を求め鎌倉へとやって来た。
観崎薫(ザキ):幼少から霊が視える体質で、自分たちが視えるとわかると憑いて来る亡霊の性質により今まで散々な目に遭ってきている。見た目は派手だが、実はオタク気質な、外見と内面のギャップが魅力的なキャラクター。
多聞康太郎(タモン):霊の声だけを感知できる特異な能力の持ち主。周囲の人間から奇異の目で見られることも多く、生身の人と目を合わせるだけで体調を崩してしまうほど苦手。対話できる相手に対してはなるべく争いを避け、平和的に除霊することを心がけている、穏やかで優しい性格が際立つキャラクター。
バラバラに見える4人が、絶妙なバランスでチームを作り上げているのが読んでいて楽しいポイントです。男子高校生の「わちゃわちゃ感」が最高!
キャラクターたちはそれぞれに悩みや過去を抱えており、その内面が物語に深みを与えています。とくに最新刊5巻で描かれたモガリの過去には胸が痛くなりました。青春コメディの明るさの中に、時折差し込まれる重厚なバックグラウンドが癖になります。今後、モガリの実家である宍喰野霊山がどう物語にかかわってくるのかも見どころです。続きが気になる!
ファンバスの4人はもちろんのこと、学校の生徒会長や顧問の先生、各話で登場する訳あり幽霊たちと、どのキャラクターも個性豊かで、「必ず推しが見つかる!」と言っても過言ではない魅力的なメンツが登場します。
そしてなんとボイスコミックも公開されております! あまりにも声優さんの声が解釈一致すぎるボイコミとなっており、このキャストのままアニメ化を待つばかりです!
本作は「全国書店員が選んだおすすめコミック2025」では2位に、「アニメ化してほしいマンガランキング2025」では4位に選出されており、大きく注目を集めています。アニメ化に備え今から読み始めても損はありません。ぜひ「こんなに面白いマンガがあったのか…!」と感じていただけるとうれしいです。
<おすすめマンガ手帖>
アニメもマンガも大好きな編集部がイチオシのマンガをご紹介!アニメ化された注目作の原作や、まだアニメ化していないけど面白くて続きが読みたくなる、話題沸騰中の作品のおすすめポイントをお届けします。
今回はジャンプSQにて連載中のネオショコ先生の『ファントムバスターズ(ファンバス)』をピックアップ。
■舞台は鎌倉! 本格的なホラー要素も
高校1年生の是岸遊人(これきし ゆうじん/コレシキ)は幽霊の存在を信じない霊感0の優等生。しかし、幽霊を喰らって除霊をするという同じ鎌倉柳桜高校の破天荒男子・宍喰野虎落(ししくの もがり/モガリ)との出会いをきっかけに、彼の高校生活は思いもよらない方向へ動き出します。男子高校生が繰り広げる悪霊退散青春コメディですが、“和風ホラー”の空気感も見逃せません。鎌倉の歴史ある街並みや寺社が、不気味な幽霊との戦場として登場することで、リアリティな緊張感を生み出しています。
個人的には山育ちのモガリが、鎌倉の海や小町通の食べ歩きスポットでテンションが上がっている描写が好きです。出てくる幽霊も落ち武者やお姫様など過去の歴史に絡んだ幽霊ばかりで毎話ごとにわくわくします。次はどんな幽霊が出てくるんだろう~?
■サクサク読める青春×除霊バトル
『ファンバス』は、ストーリーのテンポがとにかく心地いい! 1話ごとにそれぞれきっちり見せ場が用意されています。「喰べる」という単純明快なバトル演出はスピード感抜群。ホラー要素を扱いながらも、青春マンガとしての爽快感がしっかり楽しめるのが大きな魅力です。コレシキだけ霊感がなく、モガリたちが戦っているときも霊が見えてないという状況がほかの作品にはないシュールさを醸し出しています。
アクション(戦闘)シーンは長すぎずちょうどいい尺で事件が解決するところも『ファンバス』の魅力。筆者は戦いのシーンが長すぎる物語が少し苦手なのですが、とにかく物語のテンポがいい+ネオショコ先生が描く表情や構図が読みやすいので、文字通りサクサク読めてしまいます。
■幽霊退治を彩る個性派キャラクター
本作最大の魅力は、なんといっても登場キャラクターたちの個性。4人は「ファントムバスターズ」を結成して除霊活動に励んでいきます。
是岸遊人(コレシキ):幽霊を信じないリアリスト。幼少から秀才と周りにもてはやされていた常識人ポジション。唯一普通の子どもとして接してくれた祖母を敬愛しているが、彼女の「死んだら幽霊になって会いに来る」という約束が果たされなかったことから、幽霊は断固信じないことにしている。
宍喰野虎落(モガリ):幽霊を“喰らう”という前代未聞のスタイルで除霊する破天荒キャラ。代々霊媒家業の家系で、秋田県の山で修行するか、鎌倉中の霊を除霊し力をつけるかの2択から、青春を求め鎌倉へとやって来た。
観崎薫(ザキ):幼少から霊が視える体質で、自分たちが視えるとわかると憑いて来る亡霊の性質により今まで散々な目に遭ってきている。見た目は派手だが、実はオタク気質な、外見と内面のギャップが魅力的なキャラクター。
多聞康太郎(タモン):霊の声だけを感知できる特異な能力の持ち主。周囲の人間から奇異の目で見られることも多く、生身の人と目を合わせるだけで体調を崩してしまうほど苦手。対話できる相手に対してはなるべく争いを避け、平和的に除霊することを心がけている、穏やかで優しい性格が際立つキャラクター。
バラバラに見える4人が、絶妙なバランスでチームを作り上げているのが読んでいて楽しいポイントです。男子高校生の「わちゃわちゃ感」が最高!
キャラクターたちはそれぞれに悩みや過去を抱えており、その内面が物語に深みを与えています。とくに最新刊5巻で描かれたモガリの過去には胸が痛くなりました。青春コメディの明るさの中に、時折差し込まれる重厚なバックグラウンドが癖になります。今後、モガリの実家である宍喰野霊山がどう物語にかかわってくるのかも見どころです。続きが気になる!
ファンバスの4人はもちろんのこと、学校の生徒会長や顧問の先生、各話で登場する訳あり幽霊たちと、どのキャラクターも個性豊かで、「必ず推しが見つかる!」と言っても過言ではない魅力的なメンツが登場します。
そしてなんとボイスコミックも公開されております! あまりにも声優さんの声が解釈一致すぎるボイコミとなっており、このキャストのままアニメ化を待つばかりです!
本作は「全国書店員が選んだおすすめコミック2025」では2位に、「アニメ化してほしいマンガランキング2025」では4位に選出されており、大きく注目を集めています。アニメ化に備え今から読み始めても損はありません。ぜひ「こんなに面白いマンガがあったのか…!」と感じていただけるとうれしいです。
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