
これはきっと「童顔」とはまた違った種類の才能なのかもしれない。
4月13日にスタートしたドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系)は、今田美桜にとって初の主演作として話題に。
原作マンガには登場しない、ドラマオリジナルキャラの大井。彼女は2020年入社の「コロナ年入社組」で、入社後の3カ月間では自宅で研修動画を見るだけだったという。そのため先輩の顔を覚えられず、自分を覚えてもらうこともなく、仕事も教えてもらえなければ質問することもできなかったという特殊な世代だ。
「その大井は元気すぎる新入社員の田中麻理鈴(今田)から影響を受け、自分を表に出していく姿が描かれました。どうやら今後も田中と大井の関係が描かれていきそうな気配ですが、そんな大井を演じる志田に対して視聴者から《志田未来は歳を取らないのか?》《いつまでも若手社員役が似合いすぎ!》といった驚きの声があがっているのです」(テレビ誌ライター)
1993年生まれの志田は、ドラマ放送中の5月に29歳の誕生日を迎えるアラサー女優。2018年には古くからの友人という一般男性と結婚しており、実は既婚者だ。
一方で小学一年生だった2000年には早くもドラマ初出演を果たし、すでに20年以上の芸歴を誇る大ベテランでもある。そんな彼女が今回の「悪女(わる)」では化粧も薄めに髪を一つ結びにした入社3年目の若手社員を好演。終盤のクライマックスシーンでは広島の家具メーカー社長に「生まれて初めて営業させていただきます!」と頭を下げるシーンもあった。

「実直な3年目社員の大井、そして規格外れの新入社員・麻理鈴という組み合わせは本作に躍動感を与えてくれています。
大学生の役から妊婦役まで、幅広い役柄をこなせるのが志田の魅力。この「悪女(わる)」でも今田の演じる麻理鈴が出世街道をひた走る予感を抱かせてくれるなか、そんな彼女を支える先輩としての演技に期待が持てそうだ。