関西Jr.の岡﨑彪太郎(21)が8~9月、全国5都市で上演される舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」に出演する。太平洋戦争とコロナ禍という二つの時代で甲子園への夢を絶たれた若者たちが時を超えて出会い、甲子園出場を目指す青春物語。

「すごく分かりやすい内容で、どの世代が見ても楽しめるんじゃないかな」と、自信をにじませる。等身大の21歳の現在についても語った。

 ―短髪になって周囲の反応は。

 「家族は小中学生に戻ったみたいって。かわいいやんみたいな感じで言ってくれましたね。情報解禁されてから、ファンの皆さんも“賛賛賛否”ぐらいの感じでした。否の方も、多分すぐ慣れてくれると思います。自分的にも絶対しない髪形ではあるので、こういう(舞台出演の)きっかけじゃないと、なかなか踏み切れないのでなんか楽しいですね」

 ―シャンプーやドライヤーも楽になったのでは。

 「シャンプーは半プッシュでいけます。乾かす時間もタオルドライでほとんど乾くので、髪を傷めなくていい。30秒ぐらいで終わります」

 ―稽古場に持っていく必需品は。

 「ペンは絶対ポケットに入れるようにしてます。

あとはお水とか。必需品すぎるんですけど。この前の朗読劇の時はトミカ(ミニチュア自動車)を1台だけ持っていって、与えられた自分の机の上に置いていましたね。コレクションしていて、なんかずっと握っているんですよ。電車とかでもポケットに入れて、ポケットに手を突っ込みながら握ってたり。なんか落ち着きますね」

 ―何台ぐらい持っているのか。

 「300は超えていたと思います。いっぱいありますよ。飾っているのもありますし、遊ぶ用のもあります。物心ついた時からお父さんと一緒に集めているので。前回は白を持って行ったので、今回は乗りたいなって思う車を持っていきたいな」

 ―運転免許は。

 「持っています。

乗りたい車はラグジュアリーな方がいいですね。速いとかよりも乗り心地がいい、機能性が高いとか、そういう方が僕好きなんで。お父さんと一緒やと運転させられがち。免許取りたての当時は助手席ですごく言われました。教習所の教官って、焦らさないように優しく言ってくれるじゃないですか。お父さんそんなんじゃないんで、すごく焦って『もうっ!』てなる感じでした(笑)」

 ―車庫入れや縦列駐車も得意?

 「めっちゃ得意になりました。うちのマンションの駐車場が線じゃなくて、機械式で横が盛り上がってるんです。線を踏みながら止めることができなくて、本当に真っすぐ入れないといけなくて。車も大きめなんで、タイヤがキューって鳴ると、お父さんの怒りポイントに入っちゃう。鍛えられていますね」

 ―これからやってみたい新しい仕事は。

 「悪役をやってみたくて。悪い人の考えることは、あんまり知る機会ってないじゃないですか。

だから、それに対して真剣に向き合ってみたいし、興味があります。僕、『ジョーカー』っていう映画がすごく好きで。だから、そういう闇を持った、純粋な悪じゃなくて、こうなってしまった理由が、ちゃんとあるような悪をやりたいです」

 ―お芝居以外でやってみたいお仕事は。

 「車のお仕事もやってみたい。ドライブとか、テレビでもありますね。車の好きなポイントは、見た目と、動く自分のプライベート空間。秘密基地感っていうんですかね。そういうところがすごく好きです。本当にいろんな車に乗れるお仕事が来たらいいのになって思っています」

 ―舞台を楽しみにしている方へ。

 「昔のことを知るっていうこともできますし、見に来る人は多分全員、コロナ禍は経験していると思うので。パーソナルな部分にフィーチャーしている舞台なので、誰でも戦争のお話に共感できる作りになっています。どの世代の方にもぜひ見ていただきたいし、どの世代の方が見てもおかしくないような昭和の雰囲気を出せるようにしっかり勉強したいです。

なんかいい意味で、あれって彪太郎やったんかなって思ってもらえるように頑張るので、こたちゃんに会いに行くぞっていうのももちろんうれしいんですけど、作品を楽しむぞっていう気持ちで来ていただけるとうれしいです」

 ソロ活動をスタートして3か月。大人の魅力も加わった岡﨑が、舞台上で躍動する。(終わり)

◆舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」

 ▽8月23~25、27~31日 東京・サンシャイン劇場

 ▽9月6~8、10、11、13、14日 大阪松竹座

 ▽同20日 金沢市文化ホール

 ▽同23日 広島国際会議場フェニックスホール

 ▽同26~28日 名古屋・御園座

 ◆岡﨑 彪太郎(おかざき・こたろう)2004年3月23日、大阪府生まれ。21歳。16年から関西Jr.として活動をスタート。19年に関西Jr.内ユニット「Lilかんさい」のメンバーに選出され、25年4月1日をもってユニット自体の活動を終了した。現在はソロとして舞台などで活躍中。特技はピアノ、テニス。

編集部おすすめ