台湾人タレントのビビアン・スーと俳優のディーン・フジオカが10日、大阪・夢洲の大阪・関西万博「Tech World館」のスペシャルゲストデーに出席。44歳のフジオカが高校生時代、初めてビビアンに出会った思い出を披露すると、ビビアンが年齢をごまかすひと幕があり、報道陣を笑わせた。

 2人は玉山デジタルテック社の黄志芳名誉会長のアテンドで、事実上の“台湾パビリオン”を満喫した。ビビアンはフリンジたっぷりのトップスとショートパンツのスエード・セットアップに、エクステで三つ編みを腰まで垂らしたおさげ髪というスタイル。金髪姿のフジオカも、ビビアンと同系色のインナーに生成りのジャケット、パンツというネイチャームードな装いだった。

 ビビアンは50歳で、フジオカは44歳。ともに年齢をまったく感じさせない美男美女ぶり。日台混成の報道陣も「かわいい!」「かっこいい!」とため息を漏らしていた。ディーンは服装について「大自然、地球のぬくもりを感じられるような色味になっておりますが、よく見るとチップのようなラメが。分かります? きょうのTech Worldにピッタリのスタイリングになってるなと自分でも誇りに思っております」とシャツに施されたラメを、台湾が誇る先端技術のチップになぞらえた。

 ビビアンも通訳を介して「きょうという日を楽しみにしておりました。テクノロジー+大自然ということで、ディーンさんと同じようにブレスレットにストーンやミネラル系を使ってます。フリンジも(タイワン)ヒノキ(の葉)をイメージしました」と、あどけなさすら感じる笑顔を振りまいた。

 俳優として台湾でブレイクしたフジオカ。

まだ芸能人になる前の高校生時代に、ビビアンと出会ったという。「(進学のために)アメリカに引っ越す前、まだこういうお仕事を知らない高校生の時に、たまたま日本で活動しているビビアンさんの楽屋に遊びにいかせてもらったことを思い出しました。共通の友人がいて、撮影の楽屋にお邪魔させていただいたんです。まだ中国語ができなかったので、日本語でごあいさつさせていただきました」。二十数年前…ざっくり30年前のことだという。

 するとビビアンは日本語で「30年たって…。私、10歳の頃、お会いしましたね」と大笑い。おそらく90年代後半で「ブラックビスケッツ」としてブレイクした前後だろうから、もちろん20代前半だったはずだ。フジオカは「ビビアンさんの年齢は分からないですけど、とても素敵なお姉さんだなと思いました」。初恋にも似た感情を抱いていたのかもしれない。

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