その気持ちは大学受験の経験者なら分からないでもないのだが…。
TBSの田村真子アナが、慶應義塾大学に不合格していた過去を告白した。
その「ビリギャル」は高校で成績がビリだった女子高生が、猛勉強の末に慶應大学に現役合格を果たしたという実話に基づくサクセスストーリー。そのダイジェスト映像が流れると、なぜか田村アナは涙目になっていたのである。
「MCの千鳥ノブから『また泣いてました?』とツッコまれた田村アナは、『私は慶應落ちたんですけど、いろいろ思い出しちゃって』とコメント。まさかの“慶應落ち”を告白することとなりました。
その一方で彼女はこの発言で、けっこうな人数の女子アナを敵に回した可能性もあるという。
慶應に落ちた田村アナは、上智大学の文学部新聞学科に進学。偏差値だけで見れば慶應からは格落ちかもしれないが、上智の新聞学科はマスコミ業界では名門として広く知られており、憧れをもって入学する学生も少なくない。
しかも、慶應卒の女子アナが多いのと同様に、上智卒の女子アナもテレビ業界では一大派閥の一つ。もちろん新聞学科卒の女子アナも結構な人数がいるのだ。
もっとも田村アナにしてみれば、彼女について回る「政治家の娘」(父親は田村憲久元厚労相)という肩書きを払しょくするのに役だった可能性もある。「政治家の娘でも大学に落ちる時は落ちる」ことをアピールしたことで、TBSにも実力で入ったことを示せるからだ。
ともあれ学歴に固執しがちな男性はともかく、女子アナが自分の大学不合格歴を明かすのは珍しいこと。そんな一面も田村アナの魅力なのかもしれない。