まさかこの二人を共演させるとは、制作側に何かしらの意図があったのかもしれない?
1月17日放送の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)では、主人公の久能整(菅田将暉)が巻き込まれているバスジャック事件の真相が明かされることに。それは妹を殺された兄二人による復讐劇だった。
連続殺人事件で最初の被害者となった犬童愛珠(白石麻衣)は事件の直前、路線バスで目撃されたのが最後の姿となっていた。同じバスに乗り合わせていた客が真犯人だとして、兄二人は路線バスを偽装。そのバスにたまたま乗り込んだ無関係の人物が久能だったのである。
「久能はバスジャック犯がトイレ休憩を許すなか、警察への通報を依頼するメモ用紙を通路のブロックに隠しました。そのメモは正体不明の誰かがビリビリに破りさったものの、路線バスの行方を追っていた新人刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)が紙片の一部を発見。監禁場所が犬童家の屋敷であることを突き止めたのです」(テレビ誌ライター)
その犬童家では兄二人による監視のなか、バスの乗客たちが自分の犯した最悪の罪を吐露。事務員の露木リラ(ヒコロヒー)は、子どものころ消防車を見たくて虚偽の119番通報をしたところ、別の場所で発生した本当の火事に消防車が間に合わなくなってしまった一件を告白していた。
演技に関しては素人で、棒読みっぽいところもあったヒコロヒーだが、陰のあるキャラを演じる姿はなかなか様になっていた。そんな彼女の特徴はノドに引っかかったようなハスキーボイス。普段はちょっと聞いただけですぐにヒコロヒーだと特定できるのだが、今回のドラマでは少々勝手が違っていたという。
「本作で新人刑事を演じる伊藤も、可愛らしい顔付きには似合わないハスキーボイスが大きな特徴の一つ。一つのドラマに同じようなハスキーボイスの女性が二人一緒に出演するのは、なかなか珍しい取り合わせでしょう。
月9ドラマで巻き起こったまさかの“ダミ声被り”。これまで伊藤の演技を見たことがなかった視聴者は、ヒコロヒーばりのハスキーボイスに驚いていたのではないだろうか。