クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、カローラシリーズ初のSUV 「カローラクロス」についてレポートします。世界中で人気のあるカローラの新たなシリーズということもあり、各国で話題の車となっています。そんなカローラクロスに試乗してきたので、納車1年が経ったオーナーの意見を踏まえつつ、良かった点&悪かった点をお伝えしていきます。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!
カローラクロスってこんな車
タフで男らしい雰囲気を持ちつつ、都会の街並みにも映えるデザインは、幅広い年齢層に支持されています。ドアや荷室の乗降口が低いので、小さなお子様のいるファミリー層にとってもピッタリの車となっています。パワートレインは、1.8Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド、1.8Lエンジンのガソリンという2種類がラインナップされ、WLTCモード燃費はハイブリッドモデルで26.2km/Lと、お財布に優しいのもステキなポイントです。なお、今回試乗したのは「カローラクロス G“X”(2WD)」です。

それでは、細かくチェックしていきましょう!
カローラクロスのナイスポイント その1
大きくても小回りが効く
見た目の大きさよりも小回りが効くので、とても運転しやすくてGoodでした。発進&停止&ステアリングも緩やで扱いやすく、運転が苦手な人にもオススメです。気になったのは、フロントガラスが寝ているので視界が狭めなことです。

今回はガソリン車に試乗したのですが、坂道や高速でのエンジン音は少し気になりました。また、そういうシーンだとトルクが足らないなと感じます。
カローラクロスのナイスポイント その2
やっぱり広い車内空間
内装の質感は◎。ところどころにピアノブラックがあしらわれていたり、お値段以上に高級感がある車内はとてもくつろげました。

シートは左右に出っ張りがあるので、カーブのときに体が揺れるということはありません。少し気になったのは、シートの柔らかさです。スポンジをかなり固くした感じなのですが、正直なところ……ここは値段を感じるところでした。

運転席&助手席シートを1番低い位置、後ろに下げた状態にして158cmの私が座ると、こぶし6個分くらい頭上に余裕があります。座面を1番上まであげても、こぶし3個分くらい頭上に余裕があるので、狭いと感じる人は少ないでしょう。足周りは、膝をピーンと伸ばして座ることができるくらいの広さがあります。

後席頭上は、こぶし3個分くらいのスペースがありました。運転席を1番前までスライドさせると足周りはこぶし5個分、1番後にスライドさせると、こぶし1個分くらいのスペースとなっています。前席に座る人の体格が良い場合、後席の人は狭いと感じることがあるかもしれません。

カローラクロスのナイスポイント その3
見た目どおりたくさん荷物を積める

画像で手にもっている板(オプション)を付けないと、少し不便かな?と思うポイントもあったので、詳しくお伝えしていきます。板がない状態だと、積載口と荷室の間に段差がかなりあります。



板を装着すれば荷室はフルフラット&積載口と荷室の間に段差が無くなるので、板は必須アイテムだと感じました!
カローラクロスのナイスポイント その4
非常に便利なドリンクホルダーとスマホ充電




また、前席と同様に、後席のドアには600mlのペットボトルが入るドリンクホルダーがありました。
以上、今回は「カローラクロス」の長期レビューをしました。この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。
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筆者紹介:矢田部明子
中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!
クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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