見てくれ、これが俺のキャンピングカーだ!
夏真っ盛り! 暑い! けど夏休みは車中泊、なんて方も多いと思います。ここ、実は「こんなはずじゃ……」で陥りやすい罠なんです。暑さで「快適じゃないじゃん!」と、キャンピングカーを手放す人も多いとか。
そんな中アタクシは、試合のダメージからか右目に異常が出てしまいまして、ほとんどクルマに乗れないなう。しかしながら、真夏はどうしても超快適にとはいかないのが目に見えているのでのんびり回復を待っております。
さて今回は、長いズンドコキャンピングカーライフにトドメを刺し、快適なイケてる夢の車中泊を実現するべく手に入れたアタクシの愛車をご紹介致しましょう。
「JP STAR HAPPY1」というモデルで、愛知県豊明市にあるビルダーさんが製造、販売しているキャンピングカーです。
コレがJP STAR HAPPY1だっ! 現在は新型のHappy1+が売られています
発売された時から価格破壊と言われる安さと装備で「えっ!? 全部入りやん! こんなのいいなあ!」と、ウェブサイトを眺めていたのを思い出します。
配信しながら「このオプションは付けたい」なんて話してましたが、紆余曲折をへて手に入れる事になりました。
ダイハツの軽トラ、ハイゼットトラックにシェルを乗せたいわゆる「軽キャブコン」と言われるジャンルです。同じ軽キャンピングカーの「INDY727」と比較される事も多いですが、広さは断トツ。その代償として、軽自動車ですが車高が規格外なので普通車扱いとなります。そう、税金や高速代が軽よりも高い。
しかし、運転席上にはベッドもあるし、快適性のために私は仕方ないと割り切ってます。
いろいろと全部入りだったJP STAR HAPPY1
さて、スペックを見ていきましょう。運転席にはAndroidナビが装着されています。
バックカメラがうまく連動できませんでしたが、点検に行った際にJP STARさんが繋げてくれました。ありがたや。
天井にはMAXX FAN。キャンピングカー乗りなら定番のファンですね。吸気も排気もお手の物。こちらはなぜか吸気をするとエラーが出てしまい、基板を交換してみたけど、それでもエラーが出るので交換してもらう予定。

MAXX FANで天井から排気をしつつ窓を開けておくと、ブワーッと外気が入ってきます。走行していると軽トラの作りの関係で、後室の入り口付近の床からはエンジンの熱が上がってきます。なので、走行中に窓を開けるとモワッと後ろからかなり暖かい風が来ます。
エアコンもいいけど、まずはMAXX FANで外気を取り入れてある程度の熱気を逃がしてやればエアコンの効きも良くなります。中で料理をする時も安心です。標高の高い涼しい所で泊まる時なんかは、MAXX FANだけで寝られますよ!
次は、色々な物を動かすサブバッテリー。これは200Ahの物が取り付けられていましたが、400Ahに変更してもらいました。プラス20万円程かかりましたが、電力は余裕ある方がいいので迷わず選択。5000Wh越えですな。エアコンを寝る時にかけて、昼頃起きてもまだまだ余裕。

旅中は走行充電で結構まかなえますし、150Wながらソーラーパネルも標準装備。

5月に1週間くらい旅しましたが、「バッテリーがやばい!」なんてことは一度もありませんでした。

そのサブバッテリーの容量を一番使っているであろうブツが、12Vエアコン。HAPPY1を買う上で絶対付けた方がいいオプションです。

私のHappy1はビルダーさんの持ち物で、試乗車や代車として使われ、新型「HAPPY1+」が発売されたので使われなくなっていた物です。「そろそろ売りに出すか」なんて思っていたところに、私が「中古ありませんか?」と、電話したわけです。納車までの際にキャンピングカー界隈で有名なYouTuberさんがレビューしている動画を見ていたら「これ、ワシが買った奴やん!」と、気付きました(笑)。
すでにこの中で住めるレベルに設備が揃っている
話が逸れましたが、このクルマはプロトタイプみたいな物なので、いろんなオプションが元々付いていたのです。
エアコンはなかなか効きが良く、初夏くらいまでは最小の風量とパワーでも十分寝られます。太陽が出るとバンクベッドはちょっと暑いみたいです。その場合、もうちょっとパワーと風量を上げればいけるかな? 「思ってたよりも効く! やるな~!」が、正直な印象です。
じゃあ、冬は? ご安心。FFヒーター(オプション)付き! こちらは別に軽油のタンクがあり、車内をガッチリ暖かくしてくれます。その恩恵は商談に行った日がとても寒く、車内を暖めて頂いていたのでしっかりと味わいました。
冷蔵庫も標準装備。


テレビも完備しています。私は地上波をまったく見ないので、車内ルーターとFire TV Stickを繋げてYouTubeやNetflixを楽しんでおります。

100Vコンセントを使い、IHコンロでお肉を焼いたりもできます。普通のキャンピングカーよりは狭いので、いろんな配置換えが発生するから、まだ一度しかやった事がありませんけども。これは今後楽しんでいきます。

水は10Lの清水、汚水タンクがそれぞれ入っています。

バンクベッドは木のパーツをハメて手前に引き出せば、大人が2人寝られるスペースに。


とはいえ、荷物があるから半分は荷物置き場になっています。下のソファーも広げれば全面ベッドになりますが、プロレスの相棒である「くいしんぼう仮面」とトークショーで回る時はグッズなどの荷物も多いから、下はベッドにせずカバンを並べ、私はソファーのまま寝ていました。このままで十分寝られます。荷物が多いとどうしても寝るだけになるのは仕方がないところ。

装備にお金を惜しむべからず!
でないと快適にはならないぞ
下回りはフルカスタムです。前後スタビライザー、強化ショック、リフトアップ。いろんなレビュー動画で「大型車に抜かれる時にものすごく揺れる」なんて言われてるのを観ていましたが、これなら大丈夫! でした。
ほかにも、サイドオーニングが標準装備。夜は外を照らすライトも。おかげで明るい! うしろにはサイクルキャリアも付いています。ここにボックス乗せて収納として使うのもアリですね。
さあこの「JP STAR HAPPY1」、定価がスゴい! 360万円! これ、恐ろしく安い価格です。同じくらいのスペックのキャンピングカー探してみて! 500万円くらいします。そこからどんどんオプションマシマシみたいなところが多いのです。
もうすぐハイゼットトラックの値段が8万円くらい上がるらしいのですが、それでも激安と胸を張ってオススメします。
そしてここがポイント。普通はですよ、この価格にオプション乗せて、さらに納車整備費だの登録費用だのとかかってくるワケです。これ、乗り出し価格なんです。スゲエ!
ただ、ノーマルで買うのはオススメしません。最低限、エアコン、FFヒーター、400Ahバッテリー、そして足回りフル装備を! かなり変わるはず。
もしこのコラムを読んで、JP STARさんに見に行ってみようと、思ってアナタ。愛知県豊明市の本店なら、「プロレスラーの菊タローさんに聞いて来た!」と、言っていただければ、なにかしらのサービスをしてくれるとか。そのほかの取り扱い店では「は、はあ……」と、言っていただけます! ワハハハ!
次は走りについて……おっと、文字数かなりオーバーなので、ここからは次回に!

■関連サイト
- JP STAR HAPPY1
- @kikutarochan(Twitter)
- 菊タローTV(YouTube)