クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、スバル「インプレッサ STI スポーツ」についてレポートします。インプレッサスポーツの最上級グレードとなる「STI スポーツ」は、よりスポーティーな走りが楽しめるSTIチューニングが施してあるクルマです。1週間ほど試乗できたので、良かった点&気になった点を余すことなくお伝えします。
このモデルはすでに新車のラインナップにはありませんが(在庫がなくなり次第販売終了)、中古などで購入する際の参考にしてくださいね。
インプレッサ STI スポーツってどんなクルマ?
FFが追加され、足まわりを中心にSTIがチューニングしたスポーツらしい走りが堪能できるクルマです。車両価格は273万円(新車時)からで、お財布に優しいのもうれしいポイント! 走行性能や内装外装のデザインもお値段以上の品質なので、かなりコスパの良いクルマだなと感じました。
それでは、細かくチェックしていきましょう!
◆インプレッサ STI スポーツの魅力 その1
スバルらしい質実剛健なデザイン

フロントグリルの台形の形、ライトからキュッと上がって入っているエッジラインは、SUBARUの顔という感じがしてかっこいいですね。

フロント部が低く沈んでいて、リアにいくにつれてせり上がっているので、前傾姿勢で今にも走り出しそうに見えます。

リアにはAWDという文字があり、これがなんともスバルっぽい! 矢田部はスバル車レビューが少なかったので、少々興奮しました。

スピードメーターには、STIを彷彿とさせるピンク色のラインが入っています。

ステアリングにステッチが入っているのはもちろんのこと、ナビ上のダッシュボード部分にもステッチが入っていて、見るたびにテンションが上がります!

ほかには、ドアハンドルがカーボン調になっていたり、シルバーメタリックの差し色が入っているので、車内はスポーティーな印象を受けます。
◆インプレッサ STI スポーツの魅力 その2
広くて使いやすい居住性

座るとポスッという音がして、ぎゅっと包み込まれている感覚になりました。

運転席の足周りは広々で、前席の座面を1番下げた状態にするとヘッドクリアランスは拳5個分、1番上にあげると拳3個分くらいあります。ちなみに、矢田部の身長は158cmです。

後席は、前後スライド&リクライニングはできません。座面に角度がついているので、前席と同様に座るとフィットする感じがグッドです。

前席を1番後ろまでスライドした状態だと、シートから膝までの距離は拳5個分ぐらい、1番前までスライドした状態では拳6個分のスペースがありました。

後席のヘッドクリアランスは、拳2、3個分くらいあります。
ほかにGOODだったのは、後席真ん中に座る人のシートベルトが荷室に付いていることです。シートベルトが邪魔……ということがないので、使いやすいです。
◆インプレッサ STI スポーツの魅力 その3
車内の使い勝手

運転席側のドア内側には、670mlのペットボトルが楽々入るドリンクホルダーがあります。

ほかには、センターコンソールに2つほどドリンクホルダーがあります。ドリンクホルダーの後ろには、駐車券が入れられる細めの収納スペースがありました。

アームレスト中には、USBポートが2つとシガーソケットが装備。

シフトレバー前にもUSBポート&シガーソケットが奥の方にある収納スペースがあります。床面に滑り止めが付いているので、スマホを置いても動きません。

後席両サイドドアの内側には、ペットボトルが入れられるドリンクホルダーがあります。後席真ん中部分にはアームレストがあり、下げるとドリンクホルダーがまたあります。
前席と後席は、シンプルで最低限の収納スペースがあるという印象を受けました。
◆インプレッサ STI スポーツの魅力 その4
積み込みしやすくたくさん載る積載量

車高が低いので開口部も低く、荷物を積み込みやすいです。

しかし段差があるので、荷物を積むときにガタガタするのが気になる点でした。

荷室に座ると、体がすっぽり入ります。荷室床がへこんでいるので、そのぶん荷室高があり、背の高い荷物も積み込みやすいです。フックがあるので、紐をかければ荷物を固定できます。

後席シートベルトガイド部分がフック状になっているので、私はビニール袋をかけて使っていました。

後席シートを前方へ倒し寝てみると、段差が枕代わりなって良い感じでした。
◆インプレッサ STI スポーツの魅力 その5
安心安定の走行性能

車両のサイズ感、ハンドルの重さ、加速や停止が緩やかで、すごく運転しやすかったです。また、エンジン音を聞いていると、街乗りをしているのに速く走っているかのような錯覚に陥ります。
と、ここまではノーマルモードの話で、スポーツモードで走行すると、一気にキャラクターが変わりました。加速の仕方や足周りの硬さなど、かなりスポーティーな走りを堪能できます。
運転が苦手な人と、スポーティーな走りを楽しみたい人のどちらも楽しめるのが、STIスポーツグレードなのです。
今回は「インプレッサ STI スポーツ」をご紹介しました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。
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筆者紹介:矢田部明子
中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!
クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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