突然ですが、「タイ料理を自宅で作れたらいいなあ~」と思いませんか? そう思った私は、大久保でタイ料理に使う調味料を揃えてしまいました。さあ、いっしょにタイ調味料の沼にはまり、自宅でタイ料理を作ってみませんか?
自宅タイ料理をバージョンアップしてみない?
すっかり高嶺の花となったタイ料理 自宅で作ってみない?
タイ料理って美味しいですよね。ひき肉のバジル炒めであるガパオライスや、ゆで鳥を独特のタレでいただくカオマンガイ、ココナッツミルクと刺激のある辛さが最高なグリーンカレー、エビやニラ、もやしなどを甘めソースでいただく焼きそばのパッタイなど、どれも大好物です。
実は一番手っ取り早いのはレトルトや素を使うことです。この20年エスニック料理の知名度が上がったことで、レトルトや半完成品の素に関しては、以前とは比べものにならないくらいバリエーションが増えています。上記に挙げたメジャーなタイ料理に関しては、各社からさまざまなレトルトや素が提供されています。カルディや無印良品はもちろん、地元のスーパーで手に入るものも多いでしょう。
でも、もっと日常的に食べられないかということで、タイ料理の自作という道に足を踏み入れます。少なくとも私は。きっかけは、タイ料理屋の店頭で見つけたのが、「おうちタイごはん」(主婦の友社)という1冊のレシピ本でした。タイ料理チェーン店でも監修している味澤ペンシーさんのレシピ本なのですが、実は同じシリーズの「おうち台湾菜」という本も持っており、日々の料理でフル活用されています。当然、この本もきっとよかろうと思い、購入して試すことにしました。

このシリーズは「はじめてでも現地味」と謳っており、コロナ禍で旅行に行けない分、手元にある材料や調味料でなんとか現地の味を再現するというのがコンセプトです。実際、先に入手したおうちで台湾菜も、鳥醋(ウースー)をウスターソース&お酢で代用したり、タピオカ粉の代わりに小麦粉や片栗粉を使っています。
だから、今回買ってきた「おうちタイごはん」もけっこう代用でなんとかなると思っていました。でも、これが全然違う(笑)。たぶん、日本の調味料じゃ代用できないのでしょう。聞いたことないタイ調味料が「これは必須だ」とばかりに載っているのです。ナンプラーやオイスターソース程度なら近所のスーパーでも手に入るのですが、そのほかはなかなか入手が難しそうということで、調味料探しの旅に出ることにします。
調味料を調達してしまえば、タイ料理は本格的に
最初に行ったのはみんな大好きカルディです。確かにナンプラーやシーズニングソース、チリインオイルなど、けっこうマニアックなものまで売っていますが、本に載っている必須の調味料は揃いません。そこで向かったのが、大久保にある日本最大級のタイ食品専門店「アジアスーパーストアー」です。
ここは現地直輸入のタイ食材・商品が揃っており、ここで入手できなかったら諦めが付くくらい。タイの醤油にあたるシーユーカオや、甘口醤油のようなシーユーダム、みそに近いタオチオなども妥当な価格で手に入ります。

ということで、使い切れるか心配なくらいタイ食材を買ってきてしまいました。味見してみると、日本のしょうゆやみそと異なる独特の味と香りがします。ただ、レシピを見る限り、調味料さえ手に入れてしまえば、タイ料理自体はそれほど難しくありません。ニンニクや唐辛子をみじん切りにする面倒な工程もあるのですが、うちにはフードプロセッサーがあるので、そちらにお任せです。
さっそく鶏モモを買ってきてガパオ炒め(パットガパオガイ)を作ってみることにしました。ニンニクと唐辛子を炒め、粗くカットした鶏モモを炒め、買ってきた調味料をで作ったタレを加えて、ピーマンと買ってきたホリーバジルといっしょにさらに炒めればOK。ご飯を盛り、できたガパオ炒めと油で揚げた卵を載せれば完成です。

実食しましたが、うまくないわけがないですね。大きめのお肉にタレがからんで、やっぱ最高です。
ということで、タイ料理で重要な調味料は意外と手に入りやすいので、代用品ではなく本物を使うのがオススメ。カオマンガイやガイヤーン(タレ付き焼き鳥)もいきなり現地化するし、炒め物などでも活用できるので、レパートリーも拡がります。使ってみるとレベルの高いタイ料理が自分で作れちゃうので、ゴールデンウィークにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
■関連サイト