コンニチハ、ジャイアン鈴木です。DDRこと「DanceDanceRevolution」って知っていますか? イマドキは、チェンソーマンに出てきた「ダンスダンスマッシュルーム」のほうが知名度は高いかも!(コベニちゃん、可愛いですね)
筆者は1998年にヒットした本作の直撃世代。でも陰キャの私はゲームセンターのステージに立つ勇気が無くて、こっそりプレイステーション版と専用コントローラーを買って家で爆音で遊んでいたら、近所迷惑だと家族に叱られました。
そんな思い出深い本作が、「DanceDanceRevolution Classic Mini」(価格4万9500円)として発売されました。というわけで今回も欲しがっていきましょう!
●「DanceDanceRevolution」とは?
念のため「DanceDanceRevolution」についておさらいしておきましょう。本シリーズは前述のとおり、1998年に第1作がゲームセンターに登場した、いわゆる「音ゲー」。大音量で筐体から奏でられる音楽とともに、画面に表示される「矢印」に合わせて、ステージ上の矢印ボタンを足で押す(ステップを踏む)というゲームです。
YouTubeで「DanceDanceRevolution」と検索すると、スーパープレイの数々が鑑賞できるので、ぜひご覧ください。知らない方のために、凄すぎる方々のプレイ動画をいくつか貼っておきます。
以下はDance Dance Revolutionの稼働20周年記念に誕生したBEMANIシリーズ作品「DANCERUSH STARDOM」、略称「ダンスラ」の動画です。このおふたりもスゴイ! カッコイイ!
●約5分の1サイズで実筐体のフォルムやギミックを忠実に再現
やっと本題です。「DanceDanceRevolution Classic Mini」は、瑞起さんお得意のレトロゲームミニ筐体シリーズ。実際の筐体の約5分の1サイズで、フォルムやギミックを再現しています。

ゲームとしては、「DanceDanceRevolution」、「DanceDanceRevolution 2ndMIX」、「DanceDanceRevolution 3ndMIX」の3作を収録。5曲+15曲+24曲が収録されており、合計で44曲をプレイ可能です。

パッケージ内容は充実しており、本体メインユニット、ステージユニット、セーフティバー、ステージプレートなどが同梱。ギミックやライトの演出は「DanceDanceRevolution」の制作チームによって監修を受けており、オブジェとしての完成度もハイレベルです。パネルやステッカーも多数同梱されているので、自分好みの稼働時期の筐体を再現できるわけです。


本体サイズは325×357×399mm、重量は約2150g。ディスプレーは5インチ(1024×768ドット)。インターフェースはUSB Type-A×2、HDMI×1、3.5mmイヤフォンジャック×1、USB Type-C×1(給電用)が用意されています。なお、HDMI経由で外部ディスプレーに出力すれば、1080p解像度で表示可能。大画面テレビに接続してプレイできます。








●ゲームの再現度は忠実、手での操作は気持ちイイ、足での操作は難易度高し
さて実際にプレイしてみた感想ですが、ゲームの再現度は非常に忠実ですね。グラフィック、音楽は記憶のなかの「DanceDanceRevolution」とまったく同じ。しいて言えばスピーカーが付いているとはいえ、サイズが小さいので腹に響くような低音の迫力はありません。音楽もガツンと楽しみたいのであれば、外部スピーカーか、イヤフォン、ヘッドフォンを装着することをオススメいたします。



ステージユニットの操作感については……実は、正直よくわかりません。だって、ゲームセンターでステージに上ってダンスする勇気がなかったのですから。ただ本製品のステージユニット単体の操作感としては、適度な固さがあり、押した感触が心地よかったです。ついつい強く叩きたくなってしまうコントローラーですね。瑞起さんにはぜひこのノリでオリジナルキーボードやマウスなども発売してほしい、と願うのはワタシだけでしょうか?

オブジェとしての完成度が高く、手での操作性は申しぶんないステージユニット、では「足」はどうか? もちろん念入りに足を洗ってから、こっそり試してみました。足については……ちょっと難しいですねー。さすがに約5分の1サイズなので、つま先全体で押すことはできません。どうしても親指で狙い定めて押すような感じとなります。となると、ディスプレーとステージユニットを交互に見てプレイするようになるんですね。
足で本気でプレイするなら、コナミアミューズメントから発売されている「DanceDanceRevolution専用コントローラ」(1万9800円)がほしいところです。


というわけで完全に買いたくなっている私は、最終的に全くデジタルに興味の無い「妻」に、購入してもよいかを聞くことにしました。以下は妻とのやりとりを記しておきますので、家庭に報告が必要な迷えるガジェッター達の何かの参考になれば幸いです(参考にならないかもしれません)。
●妻へのプレゼンの記録
私 「DanceDanceRevolution Classic Mini」が欲しいんだけど……。
妻 うわ、懐かしい。ゲームセンターでやったことあるよ。
私 (ステージに上がれたんだ……この人、陽キャだ……)
妻 どういう表情?(笑)
私 いや、べつに……でさ、これがちょっとお高めなんだけど、3作品ぶんの曲が入っていてカッコイイんだよね。コントローラーも2つ付いているから、ふたりで遊べるよ。
妻 おもしろそうだね。いくらなの?
私 (渋沢)栄一が5枚ぶんくらいかな。
妻 結構高いねー。
私 専用コントローラを買えば、私のダイエットにも運動不足にも役に立つんじゃないかと。
妻 ダイエットって言えば、なんでも買えるって思っているフシあるよね?
私 な……きにしもあらず。
妻 最近リバウンドしているからねー。じゃあ、栄一2枚出してあげるよ。
私 マジで!?
妻 だって毎週「欲しい、欲しい」って言ってる連載記事、終わっちゃうんでしょう?
私 そうなんだよー、最終回なんだよー。
妻 もうあんまり言わないってことでしょう?
私 そうなんだけど……、ごめんだけど……、これからも永遠に欲しがるよ!
妻 マジで!?(困惑)
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この記事を書いた人──ジャイアン鈴木

EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。