エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は2月1日、GeForce RTX 20シリーズ搭載のゲーミングノートPCの新製品を2月8日に発売すると発表した。

 発表会の冒頭で、MSIノートPC営業部のRicky Chiang部長は、「昨年はeスポーツ市場が盛り上がり、各家電量販店に当社のゲーミングPCを体験できる体験コーナーを設置していただけた。
これからさらに加速していく。また、プロゲーミングチームSunSisterをスポンサーにすることで、PCゲームに触れる機会が少ない方にも訴求していく」との方針を示した。
 新製品は、RTX 2080 Max-Q デザインを搭載しつつも、15.6インチクラスの本体に17.3インチでリフレッシュレート144Hz、狭額縁デザインの液晶ディスプレイを搭載した薄型・軽量でハイスペックな「GS75 Stealth」シリーズ。RTX 2080/2070の搭載により、従来製品のハイエンドモデルクラスのパフォーマンスを備え、新しいデザインを採用した「GE75 Raider」シリーズ。RTX 2060やリフレッシュレート120Hzの液晶ディスプレイを搭載したエントリーモデルの「GL63」シリーズの3系列を揃えた。
 「GS75 Stealth」は、RTX 2080 Max-Q デザイン搭載モデルが税込43万5000円前後。
「GE75 Raider」は、RTX 2080搭載モデルで税込41万5000円前後。「GL63」は、税込24万2000円前後の見込み。
 さらに、従来製品にもRTX 20シリーズを搭載して刷新。17.3インチのエントリーモデルがよりコンパクトになった「GF75 Thin」、ゲーミングノートPCで培ったノウハウを生かして開発したビジネスノートPC「PRESTIGE」シリーズの最新モデル「PS63 Modern」も順次発売するという。
 RTX 20シリーズは、デスクトップ用のGPUを超えた性能を誇り、リアリティのある映像を映し出すことができる最新のGPU。この高性能を生かすために、MSIは従来機種の冷却システムを強化した「Cooler Boost Trinity+」を搭載した。

●デスクトップ並みの性能を体験した感想
 発表会の後半には、SunSisterのストリーマーによる実況・解説を交えた製品の体験会を行った。参加者は「普段はデスクトップでプレーしているが、ノートPCでプレーしていることを忘れるほど快適にプレーできた」「映像がキレイでやりがいがあった」とコメント。RTX 20シリーズの実力が十分に発揮できる新製品の性能を実感していた。
 発表会に登壇したSunSisterの太田 ”moruchan” 桂代表は、「今年のSunSisterは、拡散力の強化に注力する。応援していただいている方に楽しい体験を提供するだけでなく、スポンサーの方にも拡散力で還元していきたい」と、プロゲーミングチームに求められる役割にも言及した。
 ゲーミングノートPC市場で存在感の増すMSI。
Ricky Chiang部長は、「今後も、日本のゲーミング市場を盛り上げるために頑張っていきたい」と意気込みを述べた。
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