同じ最大還元率で、6月14日から、メルペイの支払い方法を「メルペイあと払い」に設定したユーザーを対象に、「日本全国まるっと半額ポイント還元キャンペーン」を実施している。
https://www.bcnretail.com/market/detail/20190614_124069.html
https://www.bcnretail.com/news/detail/20190617_124098.html
●メルペイ利用時のおすすめは、コード払いよりスピーディなiD
スマホ決済サービスのメルペイは、FeliCa対応機種のみ利用できる電子マネー「メルペイ(iD)」、機種を問わず利用できるコード払いの2通りを提供しており、まるっと半額ポイント還元キャンペーンではコンビニエンスストア「セブン-イレブン」「ファミリマート」に限り、支払い金額の70%相当を「メルペイP(ポイント)」で還元する。家電量販店などその他の店舗ではポイント還元率が50%に下がるが、それでも実質半額。割引額は非常に大きい。
メルペイ(iD)は、店頭で「iDで支払う」と伝える。iDは、非接触決済型の電子マネーとして以前から普及しており、全国のiD加盟店では、iD搭載クレジットカードと、メルペイ(iD)をはじめとするスマホのiD対応Apple Pay/Google Payを使い分けられる。
メルペイPは、フリマアプリ「メルカリ」の商品の購入代金としても利用でき、メルペイ残高に優先されるため、メルカリまたはメルペイを継続的に使い続ければ、使わず有効期間切れということになりにくい。名目上はポイント還元だが、実質的には現金値引きだ。
●日々の支払いは全て「メルペイあと払い」で?
今回のまるっと半額ポイント還元キャンペーンの適用条件であるメルペイあと払いは、位置づけが難しいサービスだ。6月中は無料のためデメリットがないものの、7月以降は月1回でも利用すると一律300円の手数料が発生。
メルペイ側は、もし、翌月に請求されるメルペイあと払いの請求額が、毎月自由に使える金額を超えてしまった場合、メルカリを利用して手持ちの品を現金化するなど、「信用」や「スキル」、「所有しているものの価値」で稼ぐという、新しいサイクルを思い描いているようだ。こうしたコンセプトへの賛同はさておき、利用できる店舗が幅広く還元率も高いキャンペーンに、飛びついて損はない。(BCN・嵯峨野 芙美)
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