8月19日からの補償対象は、nanacoポイントからの「身に覚えのない」チャージ被害に遭ったユーザーと、自身がチャージした7pay残高を、第三者に利用される被害に遭ったユーザーだ。
クレジットカードからの不正チャージ被害については、各カード会社と協力し、支払日までに当該のチャージ分の引き落としがされないように対応を進めている。デビットカードからの不正チャージについては、口座への払い戻しを進める。双方とも、手元に届いた明細で、万が一「身に覚えのない」チャージ取引があった場合には、各ブランド会社に連絡するよう促している。
ホームページでは、先述の連絡先以外から7payの補償に関する不信な電話を受けた場合には、決して応じないよう呼びかけている。不安な場合は、7payお客様サポートセンター緊急ダイヤル(0120-192-044、24時間・年中無休)まで相談するように求めている。
7payは、7月1日にサービスを開始したが、7月2日から3日にかけて不正利用が発覚。その後、チャージを停止するなどの措置を取った末、7月31日に7iDパスワードの一斉強制リセットを実施した。しかし、8月1日にサービス継続は困難と判断し、9月30日にサービスを廃止すると決定した。
7月31日17時時点の被害状況は、808人/3861万5473円。7月中旬以降、新たな被害は確認されていないという。
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