●地域密着型の店舗も対象 数が圧倒的なPayPay
導入しているスーパーの数が圧倒的に多いのはPayPay。イトーヨーカドーやサミット、ライフ、西友などの大手チェーンストアだけでなく、地域密着型の店舗もカバーしている。9月に「10時~14時がおトク!家計を応援!スーパーマーケット大還元祭」を実施し、それに合わせて対象店舗が広がった。
なお、現在はお得さでいえば、通常の1.5%なのでそれほど高くはない。とはいえ、クレジットカードや現金で支払うよりも還元率は高いケースが多いので、少しでもお得にしたいなら利用するといいだろう。
●生活応援祭でスーパーがお得なLINE Pay
いまスーパーでスマホ決済を使うなら、一番おすすめしたいのがLINE Pay。10月18日から「誰でも最大12%戻ってくるLINE Pay生活応援祭」を開催しており、スーパーとドラッグストアの加盟店で「LINE Pay コード決済」を利用すると、ユーザー還元プログラム「マイカラー」(0.5~2%)に、5%もしくは10%追加で還元している。
最大12%の対象となるのは、オーケー、サミット、成城石井、東急ストア、ベイシア、ベルク、ライフの7社。他の対象店舗については最大7%となる。期間は10月31日までなので、まとめ買いできるものを週末のうちに購入しておきたいところだ。
●iD対応が強みのメルペイ 他社では使えない店舗でも
コード決済以外に非接触決済のiDにも対応しているメルぺイは、他社のスマホ決済で非対象の店舗もカバーしているのが強み。
ただ、メルペイの通常の還元率0%。お得という点では貢献しない。しかし、それでもメルペイの利用者が多いのは、メルカリの売上金が使えたり、後払いしたりと使い勝手が優れているからだ。
スーパーは、レジに行列ができることも多く、他業態に比べてレジを手早く済ませたいという要望が高い。スマホ決済は、そういう意味でも今後のスーパーと相性が良いといえる。まだスマホ決済を利用したことがなければ、スーパーを基準にして使うべきサービスを選択するのも悪くない手だ。(BCN・大蔵 大輔)
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