オープンに先立ち、メディア向けの内覧会を開催し、売り場を回りながら、金子雅哉店長が工夫したポイント、狙いなどを説明した。限りあるスペースをカバーするため、店内の各売場はつながりを意識した配置となっており、フロア中央に、好評の「試飲カウンター」や、輸入菓子・コーヒー豆といった食料品を含むお酒・つまみ売場を大きく展開し、隣に「まとめ買いカウンター」を用意した。
お酒の他にも、リフォーム、寝具、コンタクトレンズ、ドラッグ・日用品、時計といった、全ての非家電の品揃えを詰め込み、家電売り場では実際に試せるスペースを随所に設け、「お酒×キッチン家電」「メンズビューティ×日用品」「スマホ×ワイヤレス」といったテーマで提案していく。また、全社を挙げて取り組むオムニチャネルへの対応として、「ネット取り置き」サービスに対応し、ネットショップ・他店舗と共通の価格を表示する「電子棚札」を全面的に採用する。
金子店長はビックカメラセレクト京都四条河原町に続き、新店舗の立ち上げに携わった。「商圏範囲は、今まで池袋地区のビックカメラを利用していた方々も含めた、西武池袋線沿線にお住まいの方。できて良かったと言われるような、愛される店舗にしたい」と意気込みを語った。なお、店長取材は、朝10時のオープンを過ぎた後に行われ、賑わう店内を見て「売り上げも良さそうだ」と話した。
オープンに当たって宮嶋宏幸社長も駆けつけ、「ご縁があってセブン&アイ・ホールディングスさんから声がかかり、出店した。核となるエリアには、今後も積極的に出店していく」と、今年8月の「ビックカメラ イトーヨーカドーたまプラーザ店」に続く、首都圏郊外の駅前立地への出店の狙いを語った。
出店した西武所沢 S.C.は、全館リニューアルの真っ最中。グランドオープンは11月14日。
抽選販売・先着販売、豪華景品が当たるガラポン抽選会などを実施するオープン記念キャンペーンは、2019年11月8日から11月17日までの10日間。初の試みとして、店内3カ所の電子棚札をアプリでタッチして応募すると、抽選で10人に3000円分のギフトカードが当たる「アプリでタッチ」キャンペーンも実施している。営業時間は10~20時。
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