●常に1%ポイント還元 シンプルデザインのKyash Card
ウォレットアプリ「Kyash(キャッシュ)」と連携する、事前チャージした残高または紐づけたクレジットカードで即時決済するVisaプリペイドカード「Kyash Card」は、保有するクレジットカードのポイントと、還元率1%のKyashポイントの二重取りで実質負担を減らす「ポイ活」派向けのカードだ。
新設されたカード発行手数料(Kyash Card 900円、Kyash Card Lite 300円)と引き換えに上位版Kyash CardはICチップ搭載、海外の実店舗で利用可など機能がアップ。4月1日以降、Kyash Card Liteだと還元率は下がるが、紐づけるクレジットカード次第では、Liteのままでもトータルでは損はないだろう。
●国内初! セゾンの番号レスプラスチックカード 登場は今秋以降
クレディセゾンは、スマートフォン(スマホ)だけでクレジットカード発行手続き完結する「セゾンカードレス決済」を発展させ、国内初となる券面に番号を記載しないプラスチックカードを発行する計画を明らかにした。
セゾンカードレス決済で発行可能なクレジットカードの国際ブランドはMastercard/アメリカン・エクスプレス/JCBで、VISAは検討中。Kyashアプリ/Kyash Cardと仕組みはほぼ同じようだが、信用のある大手クレジットカード会社による完全なスマホファーストの取り組みであり、今後の詳報に注目したい。
●プレミア間違いない! 東京2020限定デザインVisa LINE Payクレジットカード
LINE Payとオリエントコーポレーションが業務提携を解消したため、発行自体に疑問符が出ているが、「Visa LINE Payクレジットカード」は、スマホ決済のLINE PayやLINEの各サービスがより便利に使える、お得満載のクレジットカードとなる見込み。特に、これまで告知されてきた、東京2020オリンピック限定デザインは、コレクションとしてぜひ手に入れたい1枚だ。
●三井住友カードは「Visaプリペ」もリニューアル Google Payにも対応
三井住友カードは自社発行のクレジットカードに加え、「Visaのタッチ決済」に対応する年会費無料のプリペイドカード「Visaプリペ」もリニューアル。新デザインはセキュリティが高まり、アプリ連携、Google Payへの対応など、Kyashと遜色ない次世代キャッシュレスサービスに進化した。
30年ぶりに券面デザインを一新した三井住友カードは新規入会で年会費はずっと無料、もれなく利用金額の20%(最大1万2000円)を還元するキャンペーンも実施中。なお、3月中に新サービス「かぞくのおさいふ」を開始予定。
お得度で選ぶなら「楽天市場」の愛用者は楽天カード、Yahoo!ショッピングの愛用者はヤフーカード、JR東日本の駅ビル愛用者はJREカード、東急沿線住人は東急カードと、住む街やよく使う店によって「定番・イチオシ」は自ずと決まってくる。ただ、昔からあるカードはたいていゴチャゴチャしたデザイン。ついにカードデザインにもミニマムシンプルデザインの波がやってきた。お得度もある、新世代のオシャレ系カードに注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)
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