楽天モバイルは4月14日、KDDIとの協定に基づき提供を受けている第4世代移動通信サービス(LTE通信サービス)のローミングで、新たに両社それぞれのコアネットワーク内にある制御装置であるMME(Mobility Management Entity)間を「S10インタフェース」によって接続したと発表した。

 楽天モバイルの携帯キャリアサービスでは、楽天回線エリアとKDDI回線エリア(パートナー回線エリア)が存在する。
今回、従来の「S8インタフェース」での接続に加えて、新たにS10インタフェースでも両社のMME間を接続することで、顧客がエリア間を移動する際のネットワーク切り替え動作で、音声通話の切断に伴う再発信が不要となるほか、切り替え時間も短くなるなど、さらに快適な通信環境を提供することが可能となる。
 なお、この取り組みは、KDDIの協力のもと、開発パートナー企業の1社であるシスコシステムズと楽天モバイルの共同開発によって、異なる移動体通信事業者(MNO)同士のMMEを接続することに成功したもの。これによって、顧客の利便性向上を実現した。
【関連記事】
Rakuten UN-LIMITってどう? 疑問点まとめ
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」本日開始! 従来プランの新規受付は終了
4割超が「Rakuten UN-LIMIT」に魅力、楽天モバイルの新プランに関する意識調査
携帯の通信速度比較、最速の事業者は?
全国の学校向けに「GIGAスクール構想支援プラン」、楽天モバイル
編集部おすすめ