東芝は、同社が保有するDynabookの発行済株式19.9%をシャープに譲渡した。これによって、Dynabookはシャープの100%子会社となった。


 東芝は、18年6月にPC事業を担っていた連結子会社である東芝クライアントソリューション(TCS)の発行済株式の80.1%をシャープに譲渡することを決定し、シャープとの間で株式譲渡契約を交わした。同年10月に譲渡が完了し、その後、19年1月にTCSは社名をDynabookに変更した。
 今回、東芝は6月30日にシャープから株式譲渡契約に基づくコール・オプションの行使通知を受け、東芝が保有する残りの全Dynabook株式を譲渡した。
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