楽天が運営するECサイト「楽天市場」の買い物に対して、楽天の各サービスの利用状況に応じて付与するポイント倍率が変わるSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件は頻繁に変更されているが、楽天は2021年4月1日から「楽天ゴールドカード」の条件を変更すると告知した。

 現在、楽天市場で買い物して楽天ゴールドカードで支払うと、「ポイント+4倍」だが、4月1日以降は「ポイント+2倍」となる。
内訳は「楽天カードご利用ポイント+1倍(通常ポイント)」と「楽天市場での楽天カードご利用特典ポイント+1倍(期間限定ポイント)」で+2倍となり、現状の「楽天市場での楽天ゴールドカードご利用特典ポイント+2倍(期間限定ポイント)」がなくなる。
 楽天ゴールドカードは、分類上は「ゴールドカード」だが、年会費は税込2200円と、一般的なゴールドカードより安く、年会費の負担とSPUにおける「ポイント+4倍」のメリットを比較すると、SPUのポイントアップの恩恵のほうが大きいといわれていた。なお、年会費1万1000円(一般的なゴールドカードと同額)の楽天プレミアムカードの条件の変更はなく、引き続き「ポイント+4倍」となる。
 SPUは、楽天市場アプリの利用で+0.5倍、楽天モバイルの契約は+1倍など、対象条件を満たす楽天のサービス数が多いほどポイント付与率が上がる仕組み。ただし、サービスごとまたは会員ランクに応じて上乗せポイント(利用特典ポイント)の獲得上限があり、楽天カード・楽天ゴールドカードは月間5000ポイント、楽天プレミアムカードは月間1万5000ポイント。
 今回のSPU条件変更を受け、新たな楽天ゴールドカードの特典として、「お誕生月に楽天市場・楽天ブックス利用でポイント+1倍(上限2000ポイント)」を開始する。また、20年5月以降に適用開始の年会費について、会員向けオンラインサービス「楽天e-NAVI」の受付フォームから21年4月以降月割り計算での返金・請求停止を受け付ける。楽天プレミアムカード・楽天カードへの切り替え手続き、カード退会も可能。サービス改定に伴う各種手続きは21年3月31日23時59分まで。
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