簡潔にいえば、高精度なデジタルカメラを搭載した顕微鏡です。カメラで映したものを拡大し、液晶ディスプレイなどの画面に表示することができます。
教育の現場や研究機関での動植物の観察などで使われていますね。木村准教授はどのような時に使用するのでしょうか。
私たちの研究では品質チェックで活用しています。
はい、スマホなどに搭載されている平面アンテナです。プリント基板に1mm以下の単位で印刷して作っており、緻密な調整が欠かせません。そこで、マイクロスコープを使って寸法を測っています。
研究している中でも昨今話題になっている5Gに対応したアンテナは、4Gなど従来の電波に比べて波長が短い高周波数帯を利用するので、アンテナにも微細な設計が求められます。マイクロスコープでないと、細かく確認するのは難しいです。
拡大鏡ルーペを使っていました。対象物が“平面”アンテナとはいえ、パーツですから段差があったり、暗かったり、ルーペには可動域の限界があったりと、今思えば制限が多かったですね。
大きく見るだけなら普通の顕微鏡で足りると思いますが、現在、木村准教授が使用しているマイクロスコープUMシリーズ(UM20、UM18)は、外部のモニターにHDMIで映像を映し出せるのが特徴です。複数人と情報を共有しながら研究を進める場合は、有用な機能になるでしょう。倍率は、UM20が13~140倍、UM18が12~132倍。それぞれ、別売りの10倍レンズも装着可能です。
加えて、遠距離から被写体をクリアに拡大表示できる点も強みです。被写体とカメラの間に十分なスペースを確保することができる上、LEDで照らすなど、見やすいように工夫を凝らしています。
マイクロスコープを使っていて便利に感じたのは、オートフォーカス機能です。「一回焦点合わせ」モードで使っているので、一度焦点を合わせれば被写体から外れることがないので見やすい。
もう一つ、「連続焦点合わせ」モードも搭載していますが、こちらは被写体が動いても自動的に焦点を合わせる機能で、生物の観察などに用いられます。
画質も奇麗ですね。手軽にくっきり、はっきり見えます。
画質にもこだわり、200万画素のCMOSセンサーを採用しています。出力はフルHDで、1秒間に60フレームレートとコマ数が多いので、滑らかな映像を表示できます。また、ホワイトバランス、露出、明るさなどの細かな調節が可能です。
普段、UM18を使うときはリモコンで操作しています。ズームやフォーカス、ホワイトバランスなども離れた位置から操作できるので、メンバーたちと一緒にモニターを見ながら調節できます。
もう一方のUM20は、PCとも接続可能です。USB 3.0端子を通して、WindowsやAndroidタブレット端末、Mac OSにも対応します。
UM20なら以前、Androidスマホとも接続しました。
はい、UMシリーズは台湾のマイクロスコープ専業メーカーであるマイクロリンクス テクノロジー社製の商品です。世界46カ国で活躍し、信頼を集めています。もちろん、当社で扱う商品の品質チェックは細かくしておりますので、品質には自信があります。
日本製のマイクロスコープは、性能は高いのですがその分コストもかかります。その点、UMシリーズはリーズナブル。それでいて使い勝手もいいので、いわゆる“コスパ”が高いといって差し支えないでしょう。
木村准教授が使用しされているUM20が9万6800円(税込)、UM18が7万4800円(税込)と、どちらも先生の判断で決済しやすい税込10万円以下に抑えています。さらに、UMシリーズには、UM20とUM18のほか、UM10とUM12があります。
UM10は、PCとHDMIの同時出力に対応するほか、MicroSDカードに映像を記録することができます。直販価格は12万9800円(税込)ですが、それに見合った性能といえます。
UM12は、USBケーブル1本をPCに接続するだけで使える商品です。10倍レンズには非対応ですが、12~320倍まで拡大可能※、500万画素で価格は4万4000円(税込)と手頃です。ただ、1秒間に最大30フレームの描写や、モニターへの出力ができないなど、価格とトレードオフな性能もあります。なお、いずれの製品も倍率はモニターの大きさによって異なります。
幅広いニーズに応えるため、スペックと価格のバランスを考慮しながらそろえています。
平面アンテナを研究した結果として、コンパクト化によるスマホ本体の小型化や、より安定した通信につながる可能性もありますから、ますますマイクロスコープは活躍するでしょう。
●3月末まではさらにお得に
毎日、何気なく通信しているスマホの中には、さまざまなパーツが搭載されている。電波を受信するアンテナもその一つ。研究成果をもとに日々進化を重ね、スマホの使い勝手向上に貢献している。今後、幅広くアンテナが研究されることになれば、需要も増してくる。そうした時には、性能はもちろん、価格の面にも配慮した製品があると参加しやすいはずだ。
3月末までは期末の予算消化に合わせて、サードウェーブのウェブ販売において格安の価格でUMシリーズを提供している。
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