全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年4月におけるタブレット端末の販売台数は前年同月比は89.0%だった。2月、3月に続き、前年割れの結果となった。
昨年同月に緊急事態宣言でタブレット端末に特需が発生しており、その影響も大きかった。

 メーカー別の販売台数シェアでは、ここのところ好調だったレノボからアップルがシェアを取り返し、60%付近まで戻した。また、ファーウェイも前月から7.4ポイント伸ばし、今年初めてレノボを逆転した。
 シリーズ別の販売台数シェアランキングは、アップルがトップスリーを独占。「iPad Air Wi-Fi 64GB」「iPad Air Wi-Fi 128GB」「iPad Wi-Fi 32GB(第8世代)」の順でランクインした。Androidでは、レノボの「Lenovo Tab M10 HD(2nd Gen)」が人気。ファーウェイで「MediaPad T5」、NECで「Lavie Tab E TE510」がそれぞれ売れ筋となっている。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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