全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年6月のタブレット端末の販売台数は前年同月比で61.5%と大きく後退した。昨年同月は巣ごもり需要が発生していたことなどが影響とみられるが、長らく続いていた特需に一服感が出ている。


 メーカー別の販売台数シェアでは、「iPad Pro」の新モデル発売で5月に7割近い水準まで戻したアップルが好調。シェアをやや伸ばして69.2%をマークした。Android勢はアップルにシェアを奪われた格好。NECがファーウェイを上回り、3番手に浮上している。
 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、アップルが1位~6位を独占。ベストテンでは8製品をランクインさせた。トップは「iPad Air Wi-Fi 64GB」で16.5%と前月から1.7ポイント伸ばした。注目の新製品「11インチiPad Pro」はWi-Fi 128GBモデルが5位、256GBモデルが6位で前月より順位を上げている。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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