アサヒ生ビールは、1984年~1985年に同社が実施した、5000名を対象にした嗜好調査において「苦くて重いビールから、のどごしのよいすっきりした味わいのビールへ」という顧客の嗜好変化を捉えた“コクがあってキレがある。さらにまろやかなうまみのある”ビール。
1986年に発売され、翌年の「スーパードライ」のヒットの足掛かりとなった。その後は生産体制を「スーパードライ」に集中するため、1993年に缶は終売となったが、その味わいは飲食店から愛され続け、樽生のみ継続して販売されてきた。
発売前の、開発時の社内での開発記号は、“幸運の不死鳥(FORTUNE PHOENIX)”に由来する「マルエフ(F)」であり、通常なら世に出ることのない開発記号が、1986年の発売後も飲食店を中心にそのまま愛称として定着していた。今回の缶の発売ではパッケージに“幸運の不死鳥”アイコンとともに、「通称 マルエフ」「復活の生」という文言が記載されている。
広告や販促においては、アルコール商品では初となる新垣結衣さんを広告キャラクターに起用し、テレビCMに加えてウェブやSNSなどを活用しておすすめの注ぎ方動画を展開するなど、幅広い情報発信を通じて“ぬくもり”のある世界観を演出するとしている。
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