【対談連載】【対談連載】龍名館 代表取締役社長 浜田敏男

【神田駿河台発】龍名館お茶の水本店の車寄せのそばに、一本の槐(えんじゅ)の木がある。そして、その槐のそばには「万緑の槐、百年の店守る」という句が書かれた説明板があった。それによると、この槐の木は関東大震災の際に焼け焦げたものの、間もなく新芽をつけてよみがえったものだそうだ。先の句は、三代目当主浜田隆夫人の孝子さんによるもの。この木のような強い生命力で、龍名館も発展させていきたいという思いが込められている。
(本紙主幹・奥田喜久男)

●“子どもおやじ”の洞察力がリスク回避に結びつく
 浜田さんは世代で言えば龍名館の四代目になるわけですが、幼少時はどんなお子さんだったのでしょうか。
 子どもの頃は、旅館の従業員と一緒に賄いを食べたり遊んでもらったりと、大人の中で育ちました。旅館の風呂に入ったり、友達を連れてきて大広間で遊んだりしましたが、兄がおり、将来、旅館を継ぐつもりもなかったことから、プレッシャーもなくのんびりしていましたね。
 大人の中で育つと、周りの子どもたちより、ませてしまうのではありませんか。
 おっしゃるとおりです。小さな頃から大人の表情を読む“子どもおやじ”のようなところがありました。例えば、小学校1年生のとき、給食を全部食べないと放課後まで残す先生がいました。あるとき、イカの丸焼きが出てきて、それを私は食べられなかったのです。でも、そんなことで放課後まで残すような教師はその程度の人物だと思い、そのイカをポケットに隠し、何食わぬ顔で「食べました」と。このときは、何の罪悪感もありませんでしたね。
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