東日本旅客鉄道(JR東日本)とビューカードは、JRE POINT会員番号との連携により、銀行取引などに応じてJR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」がたまる新たなデジタル金融サービス「JRE BANK(ジェイアールイーバンク)」を2024年春頃に開始すると発表した。

 ビューカードが楽天銀行を所属銀行とする銀行代理業の許可を受け、スマートフォン専用サービスとして、専用アプリと連携したデジタル金融サービスを提供する方針。
JRE BANKは「人生に体験と経験を。」をコンセプトとし、資産運用のみならず、JR東日本グループの事業領域を活かした特典の提供などを行う。具体的には預金・住宅ローンなどのサービスの利用に応じたJRE POINTの付与や新幹線等列車の優待などを想定している。詳細は決まり次第、改めて告知する。
 また、駅のATM「VIEW ALTTE」での現金引き出しを上限回数なく手数料無料とするサービスを提供する。さらにクレジット国際ブランドと提携し、「JRE BANK」専用ブランドデビット機能付きキャッシュカードを発行する。これにより、既存のSuica・ビューカードにデビット機能付きキャッシュカードを追加し、顧客の多様なニーズに応えていく。
 なお、楽天銀行の口座保有者もJRE BANKの口座を追加で開設できる。ただし、JRE BANKにおいては楽天IDとの連携は行わないため、楽天ポイントはたまらない。
 JR東日本グループは、経営ビジョン「変革2027」で掲げるビジネスプラットフォームの一環として「JRE BANK」と各種サービスの連携を推進していく。
【関連記事】
ドコモと三菱UFJ銀行、dポイントがたまる口座サービス「dスマートバンク」
2023年春以降にJR西日本・JR東海も開始予定! 全国に広がる“沿線共通ポイント”
ヨドバシHDとフォートレスの取り組みで気になる、「そごう・西武」の決済・ポイントと自社クレカの今後
ヤマダHDが銀行サービスの提供開始、住信SBIネット銀行の「NEOBANK」を利用
使える人は使って損なし! JR東日本「オフピーク定期券」 2023年3月導入に向けて変更認可申請
編集部おすすめ