●マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を利用
QUICKにおけるChatGPTの全社導入では、米Microsoftが提供する「Azure OpenAI Service」を利用して、情報が外部に漏れないセキュアな環境を保ちつつ、全社員があらゆる業務でAIを活用することで、さらなる顧客価値の向上を目指す。
今回の、同社におけるChatGPTの全社導入は、2022年後半からデータを生成するAIが急激に進化しており、とりわけ画像生成AIやChatGPTをはじめとする大規模言語モデルが広く一般でも使われつつある状況を踏まえて、さらなる顧客価値向上を目的として決定された。
今後は、これまでに同社が蓄積してきたデータ活用やクラウドといったデジタルセキュリティへの知見を生かして、サービス・業務への本格導入を進めていく。
同社におけるChatGPTの、サービス・業務への応用としては、
○個々の顧客の要望に沿ったニュース・市況情報の提供、コールセンター業務・FAQなどの改善
○同社が作成するレポートに関する作業効率化および要約、翻訳の準備作業
○企画書などの文章作成・開発工程の効率化による顧客との接点強化
○幅広い社員利用による、さらなる事業アイデアの創出
などを想定している。
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