●6割が「夏の国内旅行」に意欲
調査対象者に、昨今の物価上昇にともなって生活に不安を感じるかを尋ねたところ、「ここ1年くらい不安を感じていて、最近(ここ数カ月)より不安を感じている」(20.1%)、「最近(ここ数カ月)不安を感じるようになった」(15.5%)、「ここ1年くらい不安を感じている」(42.7%)を合わせた割合が約8割を占めており、最近(ここ数か月)不安が高まった人が35.6%に達した。
「生活に不安を感じている」と答えた人(783名)に、昨今の物価上昇にともなって対策を考えている(対策をしている)かを尋ねた質問では、「節約」については「あてはまる」(47%)と「ややあてはまる」(44.3%)を合わせた割合が9割超に達している。一方、「収入を増やすこと」については「あてはまる」(25.4%)と「ややあてはまる」(41.1%)を合わせた割合が約7割だった。
すべての調査対象者に、価格の上昇が生活に影響していると感じているものを尋ねたところ(複数回答)、「食費」(81.2%)がもっとも多く、以下「電気代」(73.1%)、「ガス代」(48%)、「ガソリン代」(41%)が続いている。
「電気代」の上昇が生活に影響があると感じると答えた人(731名)に、現在行っている(行おうと思っている)節約対策について尋ねた質問(複数回答)では、「照明をマメに消す」(70.3%)が最多となり、「エアコンの設定温度の調整」(45.7%)、「エアコンのフィルター掃除」(34.1%)、「使用していない電化製品はコンセントを抜く」(29.7%)がそれに続いた。
調査対象者のうち、夏のボーナスが出る予定だという人(312名)に、新型コロナウイルス感染症の5類への移行後、初となる夏のボーナスを大きく使いたいという気持ちがあるかを尋ねたところ、「ある」(10.9%)と「ややある」(16.3%)を合わせた割合が3割弱に達している。年代別では、20代が約4割、50代が2割弱と、若い世代の方が夏のボーナスを大きく使いたいという人が多かった。
同じく、夏のボーナスが出る予定だという人に、夏のボーナスをどうするかを尋ねた質問(複数回答)では、「預貯金」(76.6%)がもっとも多く、以下「旅行に行く」(41%)、「外食に行く」(28.8%)が続いている。
すべての調査対象者に、夏の旅行の予定について尋ねたところ、「国内旅行の予定がある」という回答が25.5%に達し、「国内旅行をしたいと思っている」(36.3%)と合わせた割合は6割を占めた。一方、「海外旅行の予定がある」(4.3%)と「海外旅行をしたいと思っている」(18.5%)を合わせた割合は2割強となっている。
国内・海外それぞれに「旅行の予定がある」「旅行をしたいと思っている」と答えた人に、1回の旅行にかける1人あたりの予算を尋ねた質問では、国内旅行では「3万円未満」が4割、「5万円未満」が7割、海外旅行では「15万円未満」が5割、「30万円未満」が8割となった。
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