液晶TVと有機ELTVを合わせた薄型TV市場において、台数ベースの前年同週比は95.2%と前年を下回ったことが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。

 薄型TV市場は、23年01月02日週に前年を上回る水準の115.6%になって以来、25週間前年割れで推移する厳しい状況だ。
直近週における上位メーカー6社の前年同週比を算出したところ、Sharp、TVS REGZA、Hisense、SONYが前年比マイナス。Panasonic、TCL Corporationは辛うじて前年を上回った。
 ネット動画を視聴する人が増加している。加えて、TVerなどで地上波放送のネット配信が始まったことで、地上波放送はネット動画コンテンツの一つという位置付けとなった。地上波放送はテレビで視聴する、という構図が崩れているため、薄型TV市場の縮小につながっていると言えそうだ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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