●位置情報へのアクセスの許可が必須
トリマは2020年10月にリリースし、2023年には1400万ダウンロードを突破するほど人気のポイ活アプリだ。運営会社のジオテクノロジーズは、25年以上デジタル地図を作り続けている会社で、より詳細な地図整備やリアルタイム更新、新たなロケーションビジネスを創出するため、利用者へポイント還元する形で位置情報データを収集している。
トリマはアプリのダウンロード後に「位置情報へのアクセスの許可」が必要で、許可することで移動した距離がわかり、距離や歩数に応じて「マイル」が貯められる。ちなみに、収集されたデータは、個人が特定できないよう匿名化処理したうえで活用しているので安心だ。
徒歩だけでなく、自転車や車、電車などでの移動時にもタンクのゲージが増えるのがうれしいポイント。初期設定では3つのタンクが用意されており、3つともいっぱいになるとそれ以上は増えない。タンクがいっぱいになったら、こまめにマイルと交換しないと無駄になるので注意しよう。
●貯めたマイルの交換先の種類が豊富
貯めたマイルは現金やポイント、商品券と交換できる。交換先が充実しているのもトリマが人気の理由で、たとえば他社ポイントでは、PayPayマネーライト、Amazonギフトカード、Apple Gift Card、nanacoポイント、Tポイント、WAONポイント、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、LINE Pay、FamiPayギフトなどに対応している。300円分の交換には3万6000マイル必要だが、移動の少ない筆者でも1年で2回は交換できた。
手持ちのマイルを使って、マイルを貯めるのに必要なタンクの数を追加したり、タンクが貯まるスピードをアップさせたりといったこともできる。移動が多い人であれば、最初のうちにタンクを増やしておくといいだろう。
●買い物やアンケートの回答でもマイルが貯まる
トリマは移動だけでなく、250以上の提携サイトでの買い物でも金額に応じてマイルが貯められる。ネットショッピングだけでなく、旅行予約やふるさと納税でも貯められるのでトリマを経由したほうがお得だ。たとえば、「楽天市場」を利用する場合、楽天ポイントとトリマのマイルが両方貯められる。
また、用意されたアンケートに答えることでマイルをもらうこともできる。アンケートの内容はさまざまで、個人情報が必要なものもある。獲得マイルはアンケートごとに異なり、回答数が少なければもらえるマイルも少ない。さらに、スロットやゲーム、クイズへの回答などでもマイルが付与される。
トリマを使ううえで注意したいのが、バッテリーの消費量が増えること。位置情報をオンにした状態でアプリをバックグラウンドで起動しておく必要があるので、どうしてもバッテリーの消費が激しくなる。また、マイルには有効期限があり、「最後にマイルやメダルを獲得してから180日まで」となっている。
100マイルあたり1円なので、トリマは決して還元率が高いわけではないものの、ただ移動するだけという手軽さでポイ活ができるのがトリマの強み。移動時間を有効活用したいなら使ってみてはどうだろうか。 (フリーライター・今西絢美)
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