小田急電鉄は、同社が提供するMaaSアプリ「EMot」とデジタルチケット購入サイト「EMotオンラインチケット」で、9月12日から、スマートフォン決済サービス「PayPay」に対応した。また、9月18日から10月15日まで、アプリ・サイトで販売中の全チケットを対象に、チケット代金の最大5%のPayPayポイントが戻ってくるPayPayクーポンを配信するキャンペーンを実施する。


●PayPayクーポン配信キャンペーンも開催
 「EMot」アプリ・サイトでは、箱根や江の島、丹沢・大山など小田急沿線の観光に便利なフリーパスなどのほか、西武鉄道や遠州鉄道沿線など全9エリア87種類のお得なデジタルチケットを販売している。
 9月12日からは、主力商品である「デジタル箱根フリーパス」「特急ロマンスカー EMot 電子特急券」を、9月18日からは残るチケットをPayPayで購入できるようになる。従来のクレジットカードのみから、スマートフォンアプリでの支払いを加え、決済方法を拡充して利便性を高める。
 PayPayクーポン配信キャンペーンでは、9月18日~10月15日の配信期間中、事前にPayPayアプリからPayPayクーポンを取得し、アプリ・サイトいずれでも対象のデジタルチケットをPayPayで購入すると、チケット代金の最大5%のPayPayポイントが戻ってくる。1回あたりの付与上限は1000ポイント。なお、PayPayクーポンは上限額に達し次第、終了となる。
 小田急電鉄グループでは、8月に箱根エリアの交通網で国際ブランドのタッチ決済とデジタルチケットのQR認証を導入するなど、スマートな移動による旅行の利便性向上を図っている。来年3月までに、アプリ・サイトへ中国のスマートフォン決済サービス「Alipay」の導入を予定しており、多様化が続く顧客ニーズやインバウンドの動向を捉えながら機能の拡充を推進していく。
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