アクロニス・ジャパン(アクロニス)は9月28日、サブスクリプションで提供している個人向けサイバープロテクションソフト「Acronis Cyber Protect Home Office(旧Acronis True Image)」のアップデートを発表した。新しく「2要素認証」と「ID保護」の機能を追加。
なおID保護に関しては現在、米国市場のみで提供している。

●包括的な機能を提供
 Acronis Cyber Protect Home Officeは、個人ユーザーやホームオフィス(SOHO/個人事業主)をターゲットとした製品で、バックアップとセキュリティをシームレスに統合。AI駆動の防御メカニズム、堅牢なデータバックアップ、リモート管理ツール、モバイルデバイス向けのプロテクションを組み合わせている。単一プラットフォームで使いやすいことも特徴だ。
 今回、2要素認証を追加したことによって、正規ユーザー以外による不正アクセスの防止を実現。また、米国市場で提供しているID保護は社会保障番号や財務詳細をはじめとする個人データの安全性を監視することで搾取・流出を防止する。
●創業から15周年
 アクロニス本社は、シンガポールで設立したスイスの企業で今年で20周年。日本法人は15周年を迎えた。28日に開催した記者会見では、川崎哲郎社長が「バックアップとセキュリティの両方を提供していることを強みに、現在、日本では340社のパートナーを獲得している」とアピールした上で「今回、個人向け製品が進化し、今まで以上にお客様のデジタルライフをサポートしていく」との方針を示した。(BCN・佐相彰彦)

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