富山ターミナルビルは10月2日に、富山駅北口(富山県富山市)における西日本旅客鉄道の用地における暫定的な利活用を実施することを発表した。

●周辺エリアの活性化に向けて暫定利用
 同用地は、富山駅北側の整備にともなって新たに生まれたもので、富山市をはじめとした官民が連携して富山駅南北エリアの一体的なまちづくりを進める中で、富山駅北口の玄関口でオーバードホールやブールバール広場、さらには環水公園へと動線をつなぐ役割を担い、周辺エリアの活性化および魅力向上を目指して暫定利用される。

 今回、暫定利用として開業する施設は「牛島パークフロント」の名称となり、来春開業予定の施設「牛島パークウエスト」とともに、牛島公園を中心に広がる牛島エリアのランドマークとして賑わいの創出に貢献するとともに、富山駅周辺をステージとする暮らしに新たな魅力を加える場所を目指す。
 「牛島パークフロント」には、遊具エリア「ごっこぱーく」、キッチンカー/マルシェエリアが設けられる。
 「ごっこぱーく」では、富山市内に本社を置く岡部の設置型遊具を導入し、ピラミッド遊具、ネット遊具、トランポリン遊具、パイプ遊具といった子どもたちが思いっきり身体を動かせる安全性の高い遊具を設置する。また、集まった子どもたちが自主的に考えながら遊ぶエリアや、幼児エリア、球技エリアなど複数のエリアで構成される。なお、同施設は有料を予定している。
 キッチンカー/マルシェエリアでは、出店者によって変化するフードやドリンクを楽しめるようになる。富山駅北側エリア周辺を訪れた人、同エリアで働いている人、文化施設を利用する人などが立ち寄った際に利用してもらうことで、富山駅前を賑わいある場所にしていく。
 「牛島パークフロント」の工事は10月初旬に開始され、11月頃の完成および開業を予定している。

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