浦和の美味いものが集まる「うらわうまいもの自販機」を企画・運営する、うらわうまいもの自販機は、同自動販売機を3号機まで設置し、2024年中に6号機まで設置する計画を発表した。自販機でコロナ後の浦和グルメと飲食業界のサポートや活性化を目指す。


●現在は4店舗が参加
 企画のはじまりは、代表である加藤浩氏が支配人を務める「CAFE BISTRO LE VANT(ルヴァン)」の「満席で顧客を長時間待たせていることを解決したい」という想いからだった。自販機企画を練り、市内の「手作りチーズケーキの店Dante(ダンテ)」の國武氏や「スペースカフェ Be人Room」の渡辺氏に相談したところ、同様の思いをもっていたことから、共同設置することになった。
 2022年5月、1号機をBe人Room敷地内に設置。形態は各飲食店が「参加店」として、看板メニューを自販機内でそれぞれ販売するスタイルとなる。1号機は、浦和の人々に受け入れられ、通常の自販機平均の1.5倍の売上を記録し、今年2月には法人を設立した。また、飲食関係者の間でも話題になり、自販機参加や設置希望の問い合わせも多数寄せられ、現在の参加店は4店舗となっている。
自販機は3号機まで設置しており、24年に6号機までの設置を予定している。
 各参加店スタッフが自販機専用に開発・改良した商品は、季節限定や期間限定商品も含めると累計35種、累計2500セットを販売した。スイーツ、カレーなどの定番商品からドレッシングから梅干しまでバラエティに富むラインアップで、主な購入者は30~40代の女性層。ティータイム向けのスイーツ、食事の主役となるカレーなどのメニューがとくに人気となっている。
 うらわうまいもの自販機では、今後も浦和の美味いものを集め、消費者と店舗をつなぎ、地域の活性化と笑顔の輪を広げられる存在として、自販機参加店舗や設置主と一緒に歩んでいく考え。参加店や設置主は随時募集中で、連携を高めるために、「店長の交流会」の実施や「店舗コラボ商品」も企画している。

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