インターネットイニシアティブ(IIJ)は、個人向けモバイルサービス「IIJmioモバイルサービス」の取扱店舗を拡大し、3月21日から、全国200大学・計399の大学生協の店舗で、「IIJmioえらべるSIMカード」と「IIJmioクーポンカード」を販売する。
 大学生協としては初の取り組みで、学生や教職員は、身近な大学で、手軽に格安SIMカードを購入できるようになる。
契約したSIMカードにデータ通信量をリチャージできるクーポンカードの店頭販売も同時に開始する。
 「IJmioモバイルサービス」は、NTTドコモのLTE/3G網を利用した「タイプD」と、auの4G LTE網を利用した「タイプA」の2種類のモバイルサービスを提供している。「IIJmioえらべるSIMカード」は、購入後に専用Webサイトで、サービス、プラン、SIMカードのサイズを選び、指定した配送先にSIMカードが届き次第、利用できる。
 選択可能なサービスは「音声通話機能付きSIM(みおふぉん)」「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」「プリペイドSIM」の4種類で、「音声通話機能付きSIM(みおふぉん)」は、18歳未満の場合、親権者の同意確認が必要。「プリペイドSIM」は「タイプD」のみとなる。
 価格(非課税)は、「IIJmioえらべるSIMカード」が3000円、データ通信量500GBの「IIJmioクーポンカード1500」が1500円、2GBの「IIJmioクーポンカード3000」が3000円。
 販売開始を記念し、3月21日から6月30日まで「大学生協限定キャンペーン!」を実施する。大学生協で「IIJmioえらべるSIMカード」を購入し、期間中に月額サービスを契約すると、契約の翌月から12か月間、データ通信量を毎月1GB増量する。また、「IIJmioクーポンカード」を購入すると、通常よりチャージできるデータ通信量を20%増量する。
 IIJは、2016年10月に「IIJmioモバイルサービス タイプA」を開始し、マルチキャリアに対応。17年度中には、独自にSIMカードの調達・発行を行う「フルMVNO化」を目指す方針を掲げている。
【関連記事】
IIJ、2017年度下期に「フルMVNO」化を目指す
【SIMフリー最新動向2017】ビックカメラとASUSの担当者が対談、売り場の今を語る
ファーウェイの最新フラッグシップ「HUAWEI Mate 9」が女性から支持を集めるワケ
2016年のスマホのもう一つのトレンド「USB Type-C」 切り替えは一気に進むか
ヤマダの新MVNOブランド、ソフトバンク回線もMVNOで初めて提供
編集部おすすめ