●持続可能なシステムへの移行を目指して
鉄道の乗車券については、Suica・PASMOなどの交通系ICカードや、各社のチケットレスサービスを主体とし、引き続きサービス向上と利用拡大を継続していく。
駅の自動改札機、自動券売機をはじめとした機器(以下、出改札機器)は、磁気乗車券用の機構の複雑さ・鉄道固有の専門性の高さから、中長期的に維持していくためには持続可能なシステムに移行する必要がある。そこで鉄道8社では「QR乗車券」へのシステム移行を決定した。
磁気乗車券の用紙は金属を含んでいるため、リサイクルにあたり磁気層の分離・廃棄が必要であり、「QR乗車券」に置き換えると環境負担を低減できる。また、機器の不具合による券詰まりなどが発生しなくなるため、顧客サービスの向上につながるメリットがある。
置き換えの対象は、鉄道8社各社が自動券売機から発券する普通乗車券(近距離券)。利用方法は、磁気乗車券を出改札機器へ投入する代わりに、「QR乗車券」のコードを出改札機器の読み取り機にタッチする。具体的な開始時期、対象となる出改札機器など、その他の詳細は、決まり次第、各社から案内する。
新たに導入する「QR乗車券」の情報や入場・出場などの利用状態は、鉄道8社共用の管理サーバーで管理する。同一のシステムを使用するため、磁気券同様、会社間にまたがる「QR乗車券」の発券が可能となる。鉄道8社では、連絡運輸で関係する他の鉄道事業者と、顧客サービス面での調整を進めているほか、他の鉄道事業者とも、磁気乗車券の縮小と、持続可能なシステムへの移行を共同で検討している。
【関連記事】
スーパー「ロピア」運営のOICグループ BBQ場併設店舗を2025年春オープンへ
東武グループ、2024年度以降の中期経営計画で「磁気乗車券全廃」を掲げる
モバイルバッテリを持ち歩いてモバイルSuica/PASMOに乗り換えよう
西武鉄道、「タッチ決済」による乗車サービスの実証実験 まずは21駅で
「後払い乗車サービス」の実証実験、世田谷線を除く東急線全駅で開始











![[USBで録画や再生可能]Tinguポータブルテレビ テレビ小型 14.1インチ 高齢者向け 病院使用可能 大画面 大音量 簡単操作 車中泊 車載用バッグ付き 良い画質 HDMI端子搭載 録画機能 YouTube視聴可能 モバイルバッテリーに対応 AC電源・車載電源に対応 スタンド/吊り下げ/車載の3種類設置 リモコン付き 遠距離操作可能 タイムシフト機能付き 底部ボタン 軽量 (14.1インチ)](https://m.media-amazon.com/images/I/51-Yonm5vZL._SL500_.jpg)