●謎単位「デシリットル」にこんなところで再会
実は「デシリットル」がよく使われているのが「種苗業界」、いわゆる野菜の種の販売業界だ。ホームセンターなどにもよく野菜の種がパッケージ売りされているが、容量の表記は「デシリットル」であることが多い。種つながりで、豆の量り売りなどでも見かけることがある。
また医療業界では血液検査の単位としてもよく使われており、「医療業界に就職したらデシリットルと再会できた!」という声もあった。1デシリットルは100ミリリットルのことで、血糖値などの単位を「mg/dl」と表記するが、「mg/100ml」と書くより確かに分かりやすい。
●海外では一般的に使われている
このように、日本では主に専門分野で使われる「デシリットル」だが、なぜか海外では一般的なよう。「ヨーロッパに旅行したらデシリットルが普通に使われててビックリした!」「インスタント商品の、パッケージ裏の作り方はデシリットル表記が多い」「材料のほぼすべてがデシリットルで書かれてるレシピがあった」など、日本とはずいぶん様子が違うようだ。
特定の分野のほか、海外で「デシリットル」が使われていることから、「どの道に進んでも困らないように学校で教えてくれてるってことか」という声もあがっていた。普段は使わなくても、知っていれば役立つことは案外多いのかもしれない。(フリーライター・井原亘)
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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。
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