【デジタルギアを連れてワーケーションしよう!・1】1月も終わり2月に入りました。例年なら一度や二度は積雪するんですが、今年はまだ積もるほどの雪は降っていません。
群馬や新潟に移住した知人たちの話では今年、雪が多くて大変みたい。やっぱり八ヶ岳南麓(山梨県北杜市)って雪が少ないエリアなんだなあ、って思います。八ヶ岳や南アルプスが雪雲を抑えてくれるので北杜市に雪が積もるのは年に数回程度です。

八ヶ岳南麓は雪が少ないエリア
●冬の八ヶ岳南麓は寒いけど気持ちいいですよ
 昨年は3月になってから急に雪が増えて30cmくらいの積雪になる日が3~4回あったので、まだ気は抜けないけれど。今のところそこまで寒さも厳しくなく、気持ちいい日が続いています(とはいえ東京と比べたら7~8℃寒いですけどね)。
 冬は空気が澄んでいるので景色が最高。散歩に出かけると雪を被った南アルプスや富士山がきれいなんですよね。散歩で冷えた体を薪ストーブの炎にあたりながらコーヒーで温める。これも冬の八ヶ岳暮らしの贅沢ですね。
●リモートワークやワーケーションに便利なギアを紹介します
 さて、これまで「田舎でのんびり起業」について紹介してきたこの連載。今月から少し内容を改めてご紹介します。新しい連載タイトルは「デジタルギアを連れてワーケーションしよう!」です。

 僕は、普段八ヶ岳南麓の自宅兼オフィスで仕事をしています。そして地域関係人口創出の仕事もしているので、あちこち旅しながらワーケーションをすることもあります。
 そこで、僕が普段使っているホームオフィスやワーケーションに便利なデジタルギアを紹介していこうと思います。僕自身が使っていて「これは便利」と感じているものです。時には、あまり効果がなかったという失敗談もお伝えしていこうかと思っています。
 新連載の第一回。今回は「モバイルディスプレイ」について紹介します。
●ホームオフィスが快適すぎて他の場所で仕事したくないくらい
 僕は普段、八ヶ岳南麓のホームオフィスで仕事をしています。リビングルームを小さなコワーキングスペースとしているほか、自分専用の仕事部屋も作っています。
僕のホームオフィス
快適すぎて他の場所で仕事したくないくらい
 この部屋は執筆やコンテンツ制作、動画や音声メディアの収録で利用しています。仕事に最適化しているので、あれこれとデジタルギアが並んでいます(僕のホームオフィスで利用しているものも今後紹介していきますね)。
 この部屋で一番便利なのは、40インチの液晶テレビを利用した外付けディスプレイ(テレビを選んだ理由は専用ディスプレイよりも安かったからです)。
解像度は専用ディスプレイよりも低いのですが40インチあれば複数ウィンドウの同時表示にも困りません。マルチディスプレイ環境は本当に快適ですよ。
●外でもマルチディスプレイがほしい! だったらこんなのはどう?
 一度マルチディスプレイに慣れてしまうと、もう1画面の世界には戻れません。別に株式トレーダーやデジタルクリエイターでもなく、せいぜいプレゼンスライドやホームページを作る程度の仕事なんですけどね。
 ホームオフィスがあまりに快適なのでワーケーションに出かけると画面が小さくて困っていました。カフェやコワーキングスペースでもマルチディスプレイで仕事をしたいですからね。
ノートPCとモバイルディスプレイ
これでどこでもマルチディスプレイ環境で仕事できます
 「何かいい解決策はないかなあ?」と、手に入れたのがモバイルディスプレイです。これでどこでもマルチディスプレイ環境を手に入れられます。
●USB-Cで接続するから電源も不要です
 僕が使っているモバイルディスプレイ、実は電源不要なんです。ノートPCとはUSB-Cケーブルで接続します。USB-Cがディスプレイへの給電も兼ねているのでディスプレイ用の電源はいらないんです。
 サイズはノートPCとほぼ同じ。
画面だけなので、重さもわずか400g程度です。しかも、縦でも横でも使えます。案外、縦で利用するのも便利なんですよね。
●外でのマルチディスプレイ、こんな使い方が便利です
 今ではワーケーションに出かける時は、ノートPCと一緒にこのモバイルディスプレイを持っていきます。こんなに小さい画面でも2画面あると何かと便利なんですよ。
●連絡ツールをモバイルディスプレイにまとめて、今の仕事に集中する
 モバイルディスプレイに連絡ツールを全部まとめちゃうやり方です。メールやSlack、SNSなどの連絡ツールをモバイルディスプレイに表示させて、メイン画面はその時のお仕事ツールだけを表示するんです。
 最近はクライアントによっていろんなチャットを使い分けないといけないこともありますよね。僕はメールとSlackがメインですが、他にもTeams、SNSメッセンジャーなどで連絡がきます。
 コンテンツ制作や執筆をしていても、いろんなツールで仕事の連絡が飛び込んできます。その都度、画面を切り替えていると目の前の仕事に集中できませんよね。
 そこで、連絡ツールを全部モバイルディスプレイにまとめて表示させておけば、連絡がきても分かるし、今やりたい仕事にも集中できますよ。

●ビデオ会議の時にもモバイルディスプレイは便利です
 ZoomやTeamsでのビデオ会議の時にも、モバイルディスプレイは便利です。ビデオ会議をしていると画面は会議ツールで埋まってしまい、他の表示ができませんよね。
 そんな時も、マルチディスプレイ環境なら効率は爆あがりです。僕はモバイルディスプレイ側にGoogle Docsを表示させて会議をしながら並行してメモを取っています。
 会議でプレゼンスライドなど画面共有をするときもモバイルディスプレイがあればそちらにプレゼン資料を表示させておけばいいですからね。画面を共有するたびに表示したいウィンドウを探してあたふたする、なんてこともなくなります。
●対面の打ち合わせで資料を見せるときにも
 モバイルディスプレイはリアルな対面の打ち合わせでも便利です。喫茶店など、対面で座ったときにPC画面を使ってプレゼンしたいとき、いちいちPCを相手に向けて回転させないといけないですよね。
 でも、その状態だと自分では画面が見えません。カーソル操作やページ送りとかも面倒ですよね。モバイルディスプレイを複製表示にしておけばPC画面と同じ内容が表示されます。自分はノートPCの画面で確認でき、相手にも同じ内容が表示されているわけです。
これも案外、便利な使い方ですよ。
●八ヶ岳でワーケーション体験しに来ませんか?
 僕は、八ヶ岳南麓で「ヤツクルベース」という小さなコワーキングスペースを開業準備中です。小淵沢の中古別荘を利用したホームオフィスですが、そのリビングルームやテラスでワーケーションを楽しめるようになっています。
 普段、僕自身が八ヶ岳南麓の自然から刺激や癒しを受けています。皆さんにもリモートワークや読書によるインプットなど、いつもと違う環境からの刺激をたっぷり体験してほしくて作った拠点です。
 2025年4月開業に向けて、準備を進めているところです。暖かくなったら、皆さんもぜひ八ヶ岳でワーケーション体験しにきてくださいね。ヤツクルベースについてもこの連載の中で随時紹介していきます。(TMR・玉利裕重)
■Profile
玉利裕重(たまさん)
八ヶ岳南麓のひとり法人(合同会社TMR)代表。外資系IT企業からのんびり田舎暮らしへ。小淵沢で小さなコワーキングスペース「ヤツクルベース」の開業準備中です。「田舎でのんびり起業」を目指すビジネスコミュニティ「ヤツビジ」も運営中。
お問合せ・ご相談はこちらのメールへどうぞ( contact@tmr-llc.jp )
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